ご無沙汰しています
- カテゴリ:日記
- 2015/03/28 15:30:59
気がつけば、もう春。
ニコタも随分と休みがちで、申し訳ありません。
そんな中でも通って下さった皆さん、本当に感謝しています。
本当はもっと早くにお知らせするつもりでしたが、
時間的にも心情的にも踏ん切りがつかず、今日になってしまいました。
1月15日、父が急死しました。
様々な事情により父は実家で一人で住み
母と私は祖母の所で生活し、そんな生活が始まり2年目のことでした。
一度は心肺停止状態だったものの、奇跡的に病院で蘇生した父。
意識は無かったものの、まだ息のあるうちに父に会う事が出来た事は
唯一の救いだったかもしれません。
病院のベットに横たわる父は、ただ眠っているかのように表情も穏やかで
繋がれている医療機器のなり続けるアラーム音がなければ、
危篤だなんて思えなかったかもしれません。
聞こえない事は十分に分かっていましたが、
それでも話しかけずにはいられませんでした。
「ごめんね、ごめんねお父さん。私、いい娘じゃなかったよね。
でもねやっぱり私、お父さんの事が大好きよ」
何度も何度も繰り返し、
ずいぶんと冷たくなってしまった父の手を握るしか出来ませんでした。
息を引き取ったのは真夜中。
現場検証の為に警察の人と実家に行ったのは午前5時の事。
そこには、父が飼っていた柴犬がいて
私達の事を警戒し、けたたましく吠えました。
警察の人に「何とかしてもらえませんか?」
と言われたものの、2年ほどこちらに帰っていない私は
その子と会うのも初対面。
なのでその子にとっては、私も警察の方と同じ”知らない人”。
でも突然、ずっと一緒にいたはずの父が
慌ただしく救急隊員により運び出された後、
ずっと一人でかえらぬ父の帰りを待っていたその子の寂しさと
知らない人が大勢でやってきた事に対する恐怖と混乱は
痛いほど良く分かります。
私はパニックになって逃げまどうその子の名前を呼び、
抱きしめて現場検証の間ずっとそばに居ました。
そして検証が終わった後、一時的にその子を残して帰りました。
その後、様々な事を短時間で決定していかなければなりませんでしたが、
その合間を縫って実家に戻り、その子のご飯の為に通いました。
その子の名前は”レキ” 2才の女の子です。
怒涛のごとく時が過ぎ、式なども終わったその後には
今後の事を家族で話し合わなければなりません。
弟と母は、レキを保健所に連れていくと言います。
弟は仕事の関係でこちらに住んでいませんし、
母もいずれは実家に帰るとしても
祖母の世話があるので飼えないというのが理由です。
我が家は、10年ほど前にも柴犬を飼っていました。
前にいた子の事を可愛がっていた二人です。
恐らくこの結論を出すにも葛藤があったと思います。
でも一時的な感情よりも、
それにかかわる様々な要素を考えたうえでの結論であり
大人らしい、大変合理的な考えだと思います。
でも私は賛成できなかった。
私達の代わりに父を支えてきたその代償が殺処分!?冗談じゃない!!!
レキは何も悪くない!!!
この子も私達と同じで大事な人を失ったのに、
それはあまりにあまりな仕打ちじゃない!?
言葉にこそできなかったけど、それが私の気持ちです。
人を殺せば、どんな理由であれ殺人で罪に問われます。
では何の罪もない子の命を奪っても、人でなければ許されるのでしょうか?
「でも、誰がこの子の面倒をみるの?」
その問いかけに答える事に、ためらいはありませんでした。
「私がみる!だから、里親が見つかるまであっちの家に置いたげて」
簡単な事ではない事は分かっていました。
でも、私がやらなきゃレキは殺されてしまう。
そう思ったら、やはり返事はこれしか無かった。
そしてあれから2か月以上がたちました。
朝は自分の事をしてから、仕事前にレキのところに行き、そこから出勤。
夜は仕事の後祖母の食事とお風呂の手伝いをしてからレキの所に行き、
そこから帰って来てから自分の事をするという生活は、
思った以上にタイトで、睡眠時間を確保するのが精いっぱいで、
テレビもネットも後回しとなり、現在に至ります。
里親さんも探してはいますが、なかなか難しい状態。
でも諦めずに頑張っています。
そういうわけで、ニコタへのインが極端に少なくなってしまいました。
ニコタはある意味、現実とは切り離された世界。
そういう意味では、
こういうプライベートな事は書かなくてもいいのかなとも思います。
でも私は、その奥にはそれぞれの人がいて
それぞれの人生があると思っています。
だからキチンと向き合いたいし、誠実でありたいとも思います。
だから長くなってしまいましたが、今回書かせていただきました。
最後まで読んで下さった皆さんに、心から感謝をこめて・・・
たすくすくす
言葉がみつかりません
でもね。。。
こんな言い方へんだけどネットの友達よりもリアのワンコが大事
と思うのです
どうぞ気にしないで
そうして少しでも長い時間の睡眠がとれますように
お父様の息があるうちに、お会いできたこと・・本当に、本当に良かったですね!
レキちゃんに対する、行動・・誠実な正直な、たすくすくすさんらしい行動だなっと嬉しく思いつつも、
そのご苦労は容易に想像できます。
みなさんが、心配されているように、体調だけはご注意してくださいね!
どういった結果になるかはわかりませんが、たすくすくすさんにとっても、レキちゃんにとっても、
ご家族にとっても、いい結果になることを願っております。
重ね重ね、お体お気をつけ下さい。
お父様最後に大好きよって言ってもらえて幸せだったと思います。
お仕事だけでも大変なのに
お婆様の食事とお風呂の手伝いやレキちゃんのお世話
中々出来る事じゃないと思います。お疲れ様。
ニコタの事は後回しで睡眠時間きちんと確保して
たすくすくすさんが倒れないようにして下さいね!
こんな時にどんな言葉をかけて良いのかわからないので
失礼な文章になっているかもしれませんが、
1日でも早くレキちゃんの飼い主さんが見つかりますように(。-人-。)