魔法の言葉・薔薇を取り上げた一節
- カテゴリ:占い
- 2015/03/23 00:01:15
Die Rose ist ohne warum ; sie blühet weil sie blühet.
薔薇に理由は無い、咲くから咲くのだ。
私が取り上げる魔法の言葉はこの一説です。
17世紀のアンゲルス・シレジウスという詩人の詩の一節なのですが、
当然直接知ったわけではなく、ボルヘス著「七つの夜」の講義で、
一つの章の締めくくりに使われていた言葉です。
詩情も非常に深い言葉ですが、もう一つ私が受けた印象があります。
それは、学問や芸術の特性や限界の言ったものですね。
例えば絵や写真は”薔薇”の一瞬しか切り取れませんし、
詩として薔薇の全てをあらわす物は存在せず、一部を抜粋するしかありません。
では物理学や生物学では薔薇を完全に表せるでしょうか?
そう考えると結局、科学や学問も物事や物質を記号化して体系化してるので、
記号化してない”一つの物体そのもの”は学問じゃ表せないのです。
そこで最初の言葉に戻ります、
私には理由や因果に縛られない薔薇が、非常に感慨深く感じられるのです。
はい、科学や学問である程度の知識はあっても、
やはり実物を見て”感じる”というのは、まだまだ理解を超えるものばかりですね。
薔薇と言うか複雑な造形をしてる花は結構好きですw
草花の絵は子供の頃に私も沢山描いてた記憶が在ります、
細かいものほど集中できるんですよねw
最近はグラデーションの園芸種も増えてるんで、そういうのを絵にするのも面白そうです。
哲学的ですが「理由を考えない事が重要」と言う事でもありますから
シンプルに感じるまま、が一番だと私も思いますよー
>死にたいと思うのは人間だけで、動植物たちは生きたいと思っている
ショーペンハウアーやヒュームあたりの哲学で似たのがあったと思います、
「時間」や「自分」を考えると、その考えてる間だけそれが存在する、と
私の引用した言葉ともどこか通じるものがありますね~
美を表現する者はいつだって美に対しては受け身な存在なんですよね。
薔薇もそうですが雪の結晶や雨上がりの虹の綺麗なこと。
岩を削る風の彫刻も、何十万年とかけてつくられた鍾乳石も、どれも人を感化させる不思議な魅力に溢れています^^
身の回りにあるものは小さな自然美かもしれません。
でもそれをキャッチできるように自分の中の審美眼的なものをもっと磨いていきたいなぁと思いました。
薔薇、お好きなのですね。そういえば薔薇はしばらく描いてないです。
確か友達の誕生日に薔薇の花束の絵を描いたのが最後でした。
なまえだけ占いで考え方がシンプルと言われた私には難しいですが( ´艸`)、
死にたいと思うのは人間だけで、動植物たちは生きたいと思っていると聞いたのを思い出しました。
あれ、関係ないか??
すみません、時々ずれた発言を。。。(^^ゞ
はい、昔から薔薇を主題にした詩や美術は多いです。
この一説は短いから逆に色々考えさせられますね
>見る人がそこに意味をつけて
>楽しむのもまた一興かと。
はい、見る人の心の有り様が大事、って解釈も出来ますよね~
はい、美しさは頭で考えるものでは無い、って事もありますよね(・ω・)ノシ
バラといえば、これから見ごろのサクラもバラ科ですよねっ♪
そう考えてみると世界的に愛されてる花ですよねー^^
バラには理由がないけど、見る人がそこに意味をつけて
楽しむのもまた一興かと。