零戦五二型は欠陥機
- カテゴリ:アニメ
- 2015/02/24 05:41:02
映画、風立ちぬで海軍が零戦の要求内容で騒いでいるシーンがあったけど何を言っているのかサッパリ。
恐らく彼等は格闘性能と航続距離について、どちらを優先するのかと揉めていたはず。
戦闘に入れば敵の後ろに回り込み機銃で撃墜するのだけど、旋回能力は高いほうが良いという注文をだす一派と
戦闘は個人の修練で工夫できるが、航続距離はどうにもならないからそれを重視してくれという一派の争いだったはず。
重視する方向により翼の長さが変わる。
かくして零戦は両方の性能を追求するという極めて無理な注文の元、設計された。
後に空母での運用では翼が短い方が良いだろうという事で、翼を短縮した五二型という新型機が作られた。
この五二型は評判が悪く、運動性能が旧型機より劣るからとベテランが嫌々乗せられていた。
旧型機に乗っている新人は無事に帰ってくるのに撃墜されるのは決ってベテランが乗っている五二型だった。
この評判の悪い五二型は零戦各型でも最多となる約6,000機が生産されたというのだから現場の意見は大本営には届いていなかったらしい。
零戦の燃料供給は航空機用に改良されており、短い時間の背面飛行ができるように設計されていた。
それで編み出された戦法が宙返り戦法。
ところがアメリカの戦闘機は背面になるとエンジンが止まってしまう。
このためアメリカ軍は零戦との格闘戦を禁止せざるを得なかった。
零戦の決定的弱点は急降下をされると付いていけない、という脆弱性。
このためアメリカ軍は一撃離脱と急降下を繰り返し零戦との格闘戦はしない戦法に切り替えてきた。
これ以降、零戦の決定的な強さは失われていった。
ところで映画の堀越二郎は里見 菜穂子と結婚するが、これは本作オリジナルの架空の人物だそうです。
菜穂子が療養所に向かうシーンで、堀越二郎はニュータイプ的な勘で菜穂子の決意を察するのだけど、これは分かりにくかった。
架空のヒロインがその後、死んだであろう事は幻のように消えるシーンで分かる。
日本軍で最強と言われた戦闘機は紫電改。
特に紫電改の空戦フラップは優れた機能で終戦時、真っ先に抑えられたのはこの空戦フラップの技術情報だった。
また紫電改の最大速度は速く、アメリカの飛行機が追いつけないほどだった、とは言え日本の燃料は粗悪だったので戦時中にその性能が発揮されることはなかったのだけど。
紫電改が早くに量産されていれば日本は戦争に勝った、という訳ではないだろうけど日本にも零戦を超える戦闘機はあったのだから何で海軍が零戦ばかり闇雲に量産したのか。
やはり特攻戦法に頼った軍部の硬直的思考が原因だろう。
資源を抑えられた日本は空襲で街や工場を焼かれ、敗戦へと転げ落ちていった。
まー、扱いやすさや性能で考えると52型って「扱いづらかった」ってことなのかもね。
ゼロ52型にいいイメージがあるのは宇宙戦艦ヤマトの古代君がコスモゼロ52型に乗ってるからなのね^^;
本物はよくなかったのか・・
私3分の2くらい映画「風立ちぬ」もテレビドラマ「永遠の0」もみましたが
こんな詳しい方にはちょっと物足りない位でしたね
ただ単にアニメとしては面白かったし、ドラマもきちんと見てないから
わからないけどただ特高という任務を与えられた人たちの心の葛藤はかんじられました。
潜水艦にしても窮屈だったでしょうし、軍艦の類はどれも兵員の居住性なんか考えていませんよ。
自衛隊の戦車もクーラーが付いていないし、兵器はどれもこれも酷い物です。
「かんこれ」は今期のアニメでやっているねww
今期のアニメは見てないんだっけ?
52型に限らず きっと あの時代の飛行機は 居住性がよくなかったんだろうな〜 ><
知らんかったww
逆に言うと 21型と64型くらいしか 知らんかったww
プラモに52型って あっただろうか?
きゃはっww