親の死に目に会うということ。
- カテゴリ:人生
- 2015/02/23 12:00:26
昨日の、精神科の看護師である友人とのグダグダ話しの中身ですが、
「ほとんどの人は、親に傷つけられている」という点がありました。
親と言うのは,子供を愛し慈しみ目の中に入れても痛くないという思いで、
自分の子供を育てるものだというのは、もはや都市伝説。
実は自分が成し遂げられなかった幻影を押し付け、
自分が得られなかった幸運を奪われたと感じ、
まるで自分を牢獄に閉じ込める足枷のように、
子供を見ているときがあるものなのです。
いわばそれを口に出すか、出さないかと言うだけのこと。
それでも、おおむね、犯罪すれすれのとこ、
世間体のぎりぎりのとこで、
幸い子供は成長して、また同じ親になるということを繰り返す・・・
と、いう図式はけっこうあります。
「そんなこと、ない!」と思うから、
「なぜ、オレの親はこうなんだ!」という怒りが生まれ、
「わたしばっかりが、不幸のどん底にある」と悲観しなければなりません。
たいがい、「ひどい親ばっかりだ」と達観してはじめて、
「それにしては、よくやってくれたではないか」と、
感謝の言葉の一つも、脳裡によぎる奇跡も生じる可能性が、
あるかもしれないということです。
まあ、この件に関しては、
他人さまはいざ知らず、
うちの親戚,縁者に関しては、
6親等の範囲までは、「ひどい親」に入るでしょう。
「できた親」というカテゴリーは不在のままです。
そしてまた、わたしも、もし子供を産んでいれば、
りっぱに「ひどい親」の模範になったかもしれません。
要するに、
「親のことで、子供はいつまでも傷ついていてはいけない」
と、わたしは言いたい。
傷つく必要はないのです。
いつまでも傷ついていると、
親にいつまでも責任転嫁をしなければならなくなる。
なんでもかんでも、そのうち親のせいにしなければ気が済まなくなりますよ。
それが、ほんとうに親から与えられた致命傷になるでしょうね。
親もまた、その親に傷つけられて育ってきたのだったら・・・
よくやってくれたほうだと思うのです。
去年死んでいったわたしの母は、
それはそれは可哀そうな死にざまでしたが、
残念ながら、自分で選んでしまったのです。
飲み友達の親もまた、あてつけのような自死をして、
いまだに彼女を苦しめています。
わたしや友人のように、50を超してもなお、
居ない親に傷つけられたところが、痛むこともあるのですね。
人間って弱い。
弱いけど、それを越せる強さも必ずあると信じています。
(越さなきゃ、やっていけないさ~)
やっと呪縛から、解かれたような気がしました。
季節が変わります、
春ですね。
その年頃になって、「あの時」の親の気持ちが推測できて、許せるようになることもなります
うちの息子も、いつか本当に許せる時が、これからくるんだと思っています
わたしは、のほほんです。適当な距離感で付き合ってます。
でも、父親の死に目にはあえました。
家にいなかったので、当日病院に行きました。
最後に、認識してもらったあとでした。
なんでこんなことになったのかな、と思う今日この頃。
私の県外引っ越しにより会うことがめったにないので、これはこれで良かったと思ってます。
血のつながりがあるから、離れることは出来ませんが、距離があるのが救いです。
詳しくは「毒になる親」講談社α文庫や、
「トラウマ返し」黎明書房に出ているようです。
わたしも、友人に教えてもらったの。
概略だったら、検索でも読めました。
傷ついてましたね、
よく頑張りました!
いい子、いい子。
>実は自分が成し遂げられなかった幻影を押し付け、
自分が得られなかった幸運を奪われたと感じ、
これ、すごくわかります。
無意識にそういう言動をしているのだと思いつつ、近づくたびに嫌な思いをさせられ、
反撃してしまい無駄に疲弊するので極力近づかないようにしています。
<<<そう考えるとうちの親は良い親だったんだな~と実感、
それは素晴らしい!
わたしも、とても嬉しいです。
良かったです♪
ほんと、良かった!
お心の中を、お察しいたします。
親も、その親に傷つけられ、その親も、その親に・・・
と、みんな不完全で許しを必要としているのですね。
くれぐれも、ご自愛を。
駄目なものは駄目で、それに手を出せば怒られましたが
駄目なものってのが
・夜遅くの外出 安全かどうかの危惧
・高価なもの 身分相応か、欲しいならば自分でその分を稼いでみなさい
他にもいろいろありましたが、人として正しく導いてくれたと思います。
自営業でしたがそれなりに小金持ちな家だったのでそんなにお金には
苦労しなかったような気がします、だからと言ってなんでも買い与える
親ではなかったし、ん~なんと言ったらいいのでしょう、心は錦・・・?
みたいな両親。
そんな母親(祖母)を父親(祖父)が死んで家族に相談もなしに引き取ったのは
子ども時代の愛情の飢えの裏返しだったと思います
また、祖母も生前は親に女郎に売り飛ばされるところだったといいます
私も親には子供の人生の芽を潰された感を覚えています
生活が安定して無いと親は感情的になって子どもに八つ当たりをすると思います
私の今の状況だと、もし、私に子どもがいれば、そうなるだろうな?と想像がつきます
子はかすがい といわれたのは過去のことでしょうか?
人類全てが弱者だと思います
だから、傷付けあうのでしょうか?
この世の家族は同じ目的を持ったかりそめの親子なのかもしれません?
魂の兄弟家族もこの世に転生して、めぐり合うならば
はなこさんとそのご友人のように素敵な時間を過ごすこともあるのかもしれませんね?
泪珠さんも、わたしと似た複雑な境遇でいらっしゃいましたね。
複雑でない境遇も、かなり似通っていましたわ。
良い諦め方が、早くできたら楽になりますねえ。
<<<親もただの弱い人間・・・
ほんと、そう思います。
ありがとうございます。
あちこち傷や綻びやヒビや歪みがあるんですよね~
だからといって、つけられた傷がきるわけではありませんが、こう、諦めるというか・・・
私は血縁上の親とは絶縁ですよ~