脳活『為ブログ』35
- カテゴリ:日記
- 2015/02/17 17:38:56
言葉は魔物。<安全><工夫><合>
断定的に言われると、本当にそうなのかと思ったと言われ、慌てたことがあった。
実は、私の勘違いだったのだが、言葉というのは受け取る方で強弱が違ってくる。
たとえば、<安全>ですと言われても、絶対というものがないならば、現実には
安全という言葉は意味をなさない。しかし、安全という表現だけが、何か、そうで
あるかのような響きをもって存在している。不思議なことだ。曖昧な状態でも安全
ですといわれると、落ち着くから人間社会というものは、よくできた構成になっている。
少し、<工夫>して物を言えと言われても、過信したり、知識に余裕がないと、
間を持たせた表現にならない。区切りよく表現した方が聞こえがいいのだろうが、
状況と表現の間に空間を持たせる方が、つまり、眼前の出来事にガツガツした
言葉を選ぶより、多少ずれた言い方の方が、事象に<合>っているように思う。
現代は『誤差の時代』なのかもしれない。