クロユリ団地(*ネタバレ有)
- カテゴリ:映画
- 2015/02/14 21:41:00
キタ!映画カテゴリィィイイ!!と興奮してみせましたが、結構な映画オタクとしてはまずどこから話していいものやら・・と今までそんな触れてこれなかったサクヤ
これを機に見てきた映画をちょいちょい語っていければと思うのですが・・
では早速今回挙げたのはタイトルにある「クロユリ団地」です
「リング」という作品をきっかけにジャパニーズホラーを確立させたと言ってもいい中田秀夫監督の作品で、前からは気になっていたのです
キャストからして話題性のある元アイドルと適当なイケメンに嫌な感じはしていましたが、実際見て見て落胆しか出なかったのが率直な印象でした
正直「中田監督どうしたんだ~」な出来で、まず怖くないのが致命傷、これはホラーではなく団地という場に渦巻く人間模様を描いた作品という人もいるのですが、そうでしても?と首をかしげずにはいられなかったサクヤです
団地というフィールドは好みです、陽がある時の団地は親子の微笑ましい集合風景を思い浮かべ、少し暗くなり始めると何かしらの不気味さを兼ね備えたイメージがあります
ホラーと言えば薄暗い空間を利用した恐怖が鉄板ですが明るいからこそのそこに潜む恐怖が見れれば新たな新境地がっ!?と期待したのですがダメでした
団地と言えば同じ中田監督の「仄暗い水の底から」を思い出しますが、こっちのほうが怖く、そしておもしろかったサクヤです
今回の作品、恐怖の根源はミノルという少年なのですが、この子がまた全然怖くないのなんの・・少年がもたらす恐怖と言えば「呪怨」の俊雄君がいます、そうあの白塗りの少年です
今やあの白塗りにもみんな慣れ、怖いと感じる人はほとんどいないと思いますが、そうでしてもまだ俊雄君のほうがましと感じるのはサクヤだけでしょうか
演出の問題なのかなぁ~あのヌッと突如出てくる感じ、ミノル君はそういうこともなく普通にいるという感じで容姿共に怖くないのが致命的でした
国内興行収入2週連続NO.1となっていますが、キャスティングされたタレントのファンが群がっただけの商業優先な作品というのがサクヤの評価です
まあ「リング」がすごいのは監督以前に鈴木光司氏の 脚本がしっかりしていたからというのが大きいですけどね
原作「リング」「らせん」「ループ」と読んでみて「うっわ、すっごいなこの世界観・・」と唖然したものです
何故「ループ」が映像化されないのか「ぜひ原作読んでみて!」とおススメしたいです
スプラッターは無理┌〇
ともあれ貞子、リングを見たのなら大抵のホラーはいけるかと思いますよ
といっても好きでないジャンルなら無理に見る必要もないのですが・・
リングの最後、貞子が見下ろすあの恐怖のシーンがありますよね、あれを超えるものになかなか出会えません
まあ、恐怖1つとってもアジアの霊的なホラーから欧米のスプラッターもの等々色々あるんですけどね~
貞子は見たけどこれは見たことないなあ。