朝
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/02/04 15:37:43
軽くなった瞼を持ち上げ
ボサボサの寝癖を眺めみては
め息をこぼして部屋を出る。
誰もいなくなった家の
心地いい寂しさ。
誰かがいる家の
しい寂しさ。
死にたい死にたいって
夜思いながら 次の日になって
死にたい死にたいって
夜思った分の良いことを 朝昼で探して
死にたい死にたいって
また夜思って
こんなゴミみたいな生活にも
「なんで」 なんて考えちゃいけないんだろうな。
生きるのに意味なんて
求めちゃいけないんだろうな。
ゴミと宝石は紙一重なのかもしれません
人はみんなゴミみたいなものさ
でもゴミ袋の中でも
必死に生きているんだ
隣のゴミを好きになったり
喧嘩をしたり
ゴミはみんな生きている
僕もゴミだ