Nicotto Town



電車内はオッサン教育施設なのです。


生の楽器の音をこよなく愛する、いや愛しすぎる私は、
電車内で音楽を聴くという習慣を持ちませぬ。
代わりに周囲の会話に耳を傾けるのが通勤時の日課。

若い方々の会話がとにかく面白い。
本日の帰宅時は20歳前後の男女、
学生さんかバイト仲間か微妙だが、ゲームの話で盛り上がっている。

意外なのは、女性のほうが今やってる複数のゲームについて熱く語っている構図。
ゲームシステムや武器や防具や攻略の話、キャラデザインや声優さんの評価、
同じ制作会社のデザイナーの優劣やソフトの中古相場……うーむ、勉強になる。

いっぽう男性の相槌に耳馴れぬセンテンスがあった。
あるキャラを評して、インテリっぽいという文脈の中で
「ああ、インテリをかがってるよね」……かがってる?

少し考えた。「インテリがかってる」ではない。では何だ。
しばらく考えた。匂いがする、という意味か? 香しい(かぐわしい)の意味か?
どうやら「雰囲気や香りがする」という意味だろう。今年の新語大賞候補に決定。

女性の方は新品で買った気に入らないゲームについてダメ出しの嵐。
だがそのゲームを週末までに終わらせ、中古屋に売る決意らしい。
中古買取価格がその日までなら5500円であるとの話。ふむふむ、努力家だなー。

……オッサンは別の電車に乗り換えました。
今度は高校生らしき男女、少女は少年に周囲と家族の無理解を熱弁中。
「結局、みんな私なんかどうでもいいと思ってんだよね…」でスタート。イタイ話だなー。

こうしてクタビレタ風情のオッサンは日々賢くなっていきます。
若者ってのはいつもバカな事に夢中になり、クダラン悩みを抱えるものです。
歴史は繰り返されるのです。この道はいつか来た道。アカシアの花は咲いてない。

ですが若い方々よ、大いに自らを主張なされ。爺や婆や世間なんぞ気にするな。
顔を顰める輩もおるが、中には心中でニコニコしてるバカだっておりますぞ。
ヘッドホン嫌いの私の耳を楽しませてくださいませ。あ、突然の大声はやめてね。

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2015/01/30 21:12
>やすたかさん

うー、つらい話ですねー……一過性のものであることを祈らざるをえません。
今の若い方って、アイデンティティを外からの評価に求めてる気がするんですよ。
他者からの評価に過剰に反応なさる。ダメ出しを人格否定のように受け取りますねー。

私の世代って、人と如何に異なっているかに存在意義みたいなものを見つけてた気もする。
変人、妙、オカシイ、アウトサイダー、孤立……なんて佇まいに憧れすら感じて今に至る。
つらつら思うに、時代が変わったということでございましょう。あまり心配なさらないように。
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2015/01/30 21:05
>もみじさん

ハハハ、お母さんの勝利というのは珍しきパターンですね。
駄々っ子に根気よく付き合う親御さんを見ると微笑んでしまいますが、
頓智の利いた返し技ってのは滅多に聞かないですねー。ガンバレ、パパママ。
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2015/01/30 14:35
私なんかどうでもいいと・・・あ~うちの二女ちゃんがまさにこれです・・・おなじくイタイお話で。
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2015/01/29 22:48
電車内の会話って結構聞こえちゃいますよね。
不愉快に感じるものもあればニヤリとするものも。

夕方スーパーで小1くらいの女の子とお母さんがお買い物中。
女の子は流行の妖怪ウオッチのキャラ絵の食べ物を欲しいといっている。
母「絵がついていてもいなくても味は同じよ!」
娘「え~、違うよぉ。美味しいよ~」
母「違うの?あ、妖怪の味がするんだ!」
娘「え~、やだー><;」
ハイ、お母さんに軍配が上がりました^▽^



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