象牙の塔の大掃除。
- カテゴリ:仕事
- 2015/01/26 19:25:27
理事解任手続きを粛々と進めておりますが、
ここへきて事態の深刻さが、理事の方々にやっとご理解いただけたようで。
うちのNPO法人学術団体は、
理事長以下理事、監事合わせて15名が在籍しています。
一般会員は約200名、賛助会員50名が毎年更新している実数ですから、
即戦力の実会員からすると、
理事15名と言うのは、決して多すぎる数ではありません。
よくある話なのは、幽霊会員が多いNPO法人のことですが、
うちは、理事のほうに幽霊理事がいらっしゃるのではないかと、
今回、実体のない理事を解任すべく、
お一人、おひとり聞き取り調査を行いました。
そしたらやっと、わたしが「本気」で怒っているということが、
お分かりいただけたようで、
良かったです。
いえ、怒っているわけでは、ありません。
肩書きだけを詐欺師のように使うのなら、
返上したほうが身のためですよと言っているのです。
今のところ、15名中10名の理事の方が、
「理事職、残留希望」とおっしゃっています。
ちょうど3分の一、5名の解任を予定していましたから、
ジャストの数ですが、
そのうちのお一人が消息不明でした。
おいおい、そんなことだから困るんですよ。
あとの4名には「辞表」の提出をお願いいたしましたが、
書式が分からないとおっしゃるので、
こちらで用意した辞表に、署名捺印の上ご返送くださいとお伝えしました。
書式が分からない?
なんと、間抜けたご返事でしょう。
実体のないあなたたちが、実害を出す前に、
「任期満了」の形をとっているだけなのですがね、
とくに、Wさん、あなたがうちのNPOを語って、出した損害を、
請求されないだけ、ありがたいと思っていただきたい。
あなたの「辞表」のまえに「懲戒解雇」を付けられたいのですか?
いいかげん、大人の対応をとりましょう。
ああ、こんな仕事ばかりやっていると、
テレビドラマでやっていた、どこやらの病院の話も、
あながちフィクションではないと思うのです。
むかしから、象牙の塔に住む人々は、
肩書きにばかり固執するのですねえ。
みっともない限りです。
ねえ、言い逃れにしても、もう少しマシな言い逃れを考えればいいのにね。
実はこれには、続きがありまして、
どうやら、このWの監事を筆頭に以下2名のの理事が飲みに行ったんですって。
で、「俺は絶対やめないぞ~」と酒の勢いを借りて、
飲み屋で叫んでいたそうです。
今朝方、「書式通りの辞任届を、郵送しておきましたので、
署名捺印の上、同封の封書でご返送ください」と、にこやかにお伝えいたしました。
蚊の鳴くような声で「はい・・・」と言っておられましたが、
昨晩は、どこで誰が大声で叫んでいたのでしょうねえ。
わたしの地獄耳には、届きましたがね。
何のための『理事』さん…あー…だから解任されたんですね…
わからなけりゃ調べたり教えてもらえばいいじゃないですか。
首の上についてるのは飾りなんですねー
わたしはタダの理事ですわ~。
ただし、理事長でさえ「残留希望」をわたしに出してくれましたが。
今回の懲戒相当の解雇のほうが、じつは「監査」役なので、
困りものです。
だけど、
大喜さんは、いろんなことをよくご存じですねえ。
「象牙の塔」の由来まで、考えたことはありませんでした。
わたしのほうが、もっと地に足をつけて勉強せねばいかんと反省しました。
ありがとうございます。
ロマン派の作家ビニーの態度を評した皮肉に使用した語ですが、
もともとは、旧約聖書に由来した、聖母マリアの別称「象牙の戌楼(やぐら)」
から来ています
象牙の塔(Ivory Tower)は
ときとして「現実世界と相容れないエリートの世界、役立たずの研究」
を指しますが、地に足をつけた研究をして欲しいものですね
学者にも、政治家にも、実生活からかけ離れたプライドだけ高い
働かない(傍を楽にしない)役立たずも多い気がします
はなこさんは、まるで理事長か、監察官のようですね?
組織改革はどこぞの首相より、はなこさんのほうが上ですね!(笑)