真空管への愛と憧憬
- カテゴリ:日記
- 2015/01/17 08:15:43
とにかく声を大にして(特に家族に対して)絶叫せねばならぬのですが、
私は真空管がスキなのです。だから真空管のギターアンプを買わねばならぬのです。
但し、オーディオファンや電子工作のツワモノとは異なる意味で。
幼時の電気製品は、ちょうど半導体の黎明期でした。
まだ高級品だったから、テレビやラジオはみな真空管。
ガラスでできてるから、電気製品を粗雑に扱うのはご法度でしたよね。
電源を入れても、あったまるまでは満足に作動しない。これがヨイ。
茶の湯みたいに作法に従う奥ゆかしさがあるではないですか。
あたたまってくると橙色に輝く。晩秋の木漏れ日の如きぬくもりがステキ。
また、『ツン』なとこも魅力ですねー。
数百ボルトの電圧で動作するから、素手で触れたら致死率高し。
子供の頃数回感電しましたが、そんなお高くとまった風情もタマラヌ。
中でも懐かしいのはマジックアイというタイプの真空管。
古いラジオのチューニング状態を表示するのに使われてた。
ネコの眼みたいな緑の光……思い出すだけでこちらがゴロニャンとなる。
オーディオ的見地には興味がないけど、真空管の音ってのは確かにあります。
ギターを真空管のアンプに繋いだときの感覚には……
アコースティックな楽器を奏でているという感覚が濃厚なのですね。
半導体やデジタルテクノロジーの方が何百倍も優秀なのに、
そうした機材で奏でた音の質感ってのは(好きなのもあるけど)なんか違う。
数値とも技術とも世評とも無縁な、個人的な思い入れなんでしょう。
真空管の音質の物理的論証に凝る方々が一部の業界に多いようですが、
私は真空管の『たたずまい』とか『在り方』とかがスキでたまらぬのです。
小柄で太目のヤツ、バカでかいヤツ、細身のヤツ……個性豊か。
話を元に戻しましょう。だから私は真空管のギターアンプを買わねばならぬのです。
決定です。拒否や延期は認められません。異議申し立ては即時却下です。
……非の打ちどころなきこの論理が、なぜ身内には一切通じないのか。哀しいです。
おはようございます。その冷蔵庫、知ってましたです。
この手の製品はメーカーとのタイアップで、ときどき楽器屋に並ぶのです。
独身の方を対象とした商品ですよねー……、これ、むしろコンセプトが逆なのです、爺にとっては。
誰が見ても洗濯機にしか見えないが200wのアンプである、ですとか、
みなが物干し棹だと思い込んでるが、実は磯釣用の釣竿であるとか、
こうした家庭内偽装タイプの商品をけっこう切実に欲する者の一人でございますです。
家中に私の持ち込む異物が増加することによる、家庭内異物混入事件の豊富な例に関しては、
そのうち幾つかご紹介してみます。
なんてバカなんだコイツ、と褒めて頂けること確実です。
この辺りで真空管を見られるのは個人医院の待合室ですが(苦笑)
Dr.の御趣味らしくクラシックが流れてましたっけ(トオイメ
そんなユースケさん。
こんなのもお好きかな?(笑)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1501/15/news176.html