ユースケ年頭謝罪会見
- カテゴリ:日記
- 2015/01/08 21:22:31
(ざわつく会見場にしょぼくれた初老男入室。フラッシュとシャッター音響く)
「……えー、このたびのブログ記事突然消失事件、およびそれに伴う一連の騒動に関しての経緯と対応をご説明させていただきます」
(記者陣がレコーダーを向ける。メモをとり始める擦過音もあちこち)
「『街の本屋さんを守りたい』なるタイトルのアナクロ記事をあげさせていただきましたところ、複数の方がコメントを寄せてくださるという身に余る光栄に浮かれておりましたが……」
(再びフラッシュとシャッター音。「謝罪はどうした!」の怒号も後ろから)
「多忙にかまけてお返事を書き忘れており、さきほど地下鉄の中でお返事コメントを記入したのですが……」
(三度シャッター音。「電車の中でスマホなんぞイジルな!」との叱責も飛ぶ)
「新高円寺のAYUMIという本屋さんを吉祥寺と間違えてコメントしてしまいまして……」
(会場やや騒然となる。「低能!」「方向音痴」等の的を得たヤジも飛ぶ)
「そこで慌てて修正すべく、削除と書かれたボタンを押しましたところ……ブログ記事とともにコメントまで全て消えてしまったというのが経緯でございます」
(「バカ野郎!」「謝罪はどうした」「補償についてはどう考えるんだ!」等々怒号の嵐)
「私めのつまらぬ話題にわざわざ手間と時間を割いてコメントしてくださった方々にはお詫びの申しようもございません。ここに謹んで陳謝いたします」
(ユースケ三時間の土下座開始。シャッターの連続音、TV生中継開始)
『ニコタ日報のニコキチです。箴言を連ねてくださった複数の方々への補償に関してはどのようなお考えをお持ちでしょうか?既にお詫びを伝えたのですか?』
(土下座を続けながらユースケのくぐもったコメント)
「はい、これに関しましては早急にご訪問しお詫びをさせていただく方向で関係各方面と調整を……」
『まだお詫びしてないんですよね?』
「は」
『補償のお話もしてないわけですよね?』
「は……はい……」
(「社会的責任はどうとるつもりだ!」「被害者の会が結成されるとの話は?」等、騒然)
「つ……幾重にもおわび申し上げると同時に、今後決してこのような不祥事が起きぬように対策委員会を設置いたしまして……」
(「訴訟だ!」「こりゃもはや刑事事件ですよ、刑事」「被害を受けた方のお気持ちになって考える気はあるんですか!」「金返せ!」等等等、もはや収拾つかず)
…………………というのが記事一本消失の顛末でございます。
親身なコメントを寄せてくださった(確か)レン姫さんとラムセス2世さん(だったはず)、
どうかどうかどうかお許しを。(三日間の土下座開始)
>レン姫閣下
ひらにひらにご容赦を。
私、自分の記事が消えたことなんかドーデモいいんですけど、
皆様が反応して寄せてくださったコメントを、モノスゴーク貴重で大切だと思ってるのです。
アナクロな喩えですけど、それは『お手紙』みたいなものだと思います。
押し入れの奥とか何十年も開けてない小引き出しとかに眠ってる古ーい知人からの文面。
これってもはや捨てるに捨てられない、自分の一部なんですよね。思い出すだけで辛くなるのもイッパイ。
思い付きや戯言を好き勝手に書き散らしたのにもかかわらず、
それを掬い上げて反応してくださった方々の貴重なコトバ。音楽に似てるトコもあるんです。
バンドマンとしての私も、共演者や聴衆のあらゆる反応を、かけがえのないものだと思っとります。
優しく人柄の温和な方ばかりが閲覧してくださってるのも凄く嬉しいし、
そうした方々が残して下さったコトバは『共鳴』を生んで、
この宇宙が滅びたあとも、水面の波紋の如く延々と鳴り響いてのだと信じてます、本気で。
消しちゃったブログの内容を思い出し、
内容を付け加えてアップします。閲覧してくださるだけで身に余る光栄。
あ、そうそう、今年の個人的禁止事項に「ニコタにスマホでアクセスしない」を付け加えましたです。
でも、ミスは誰にでもありますよ。
私は楽しいブログ記事が読めれば
満足な女なのでまた楽しい記事を
書いて下さいね。
そんなに気に病まずに。
ブログ、確かに消えてしまってるようですね。
私のコメントなぞよりも、ユースケさんの個人商店さんへの、
暖かい想いから発せられたせっかくの決意表明が失われたことの方が残念です(>_<)
ユースケさんの方がよほど辛い思いをされているはずですので、
こちらのことはどうかお気になさらないでくださいね。