【カゲプロ小説】理由
- カテゴリ:自作小説
- 2014/12/21 21:09:40
どうもどうも
冬休み入ったからってめちゃくちゃだらりしてました←勉強しろ
ということで小説を書きました((
はい
書きました((二回目
妄想捏造の産物です
誤字脱字あったらすみません
勢いで書きました
カップリング要素はないつもりで書きましたが
読む人によってはそう感じるかもしれないです
とある兄持ちのアイドルを慰める田舎少年の話です
なんでもおkな方はどうぞ…
↓
さっきからうなり声がする。
多分きっと向かい側に座っている牛みたいなおばさんがうなっているのだと思う。僕が朝起きたときからこうなのだ。
何をしているのか、それは僕も気になった。だから机にたくさん広げているノートやら本やらを覗いてみたのだが、これが実に信じがたい。
モモは勉強をしていた。
「ねぇ、モモ」
「ん?なぁにヒビヤくん」
ラスボスを前にどう応じるか作戦を練るかのように問題集を睨み付けながら答えるモモ。それまだ難易度低い基礎問題だよ。
「…なんで勉強してるの?」
「なんでって、私これでも学生だよ?」
モモはきょとんとした顔で顔をあげる。この子は何を言っているんだろう、という純粋な疑問をもった瞳だった。まっすぐとこちらを見つめるモモの目、いつもはきらきらとしている。
「そうじゃなくってさ。他に理由とかあるんじゃないの?モモが自分の学力にいい加減危機感を感じて勉強する、なんてないだろうし」
「んなっ…!ヒビヤくんてばほんと失礼だね!」
ぷんすかと鼻息を荒げながらシャーペンをにぎりしめる。
そういう姿はいつも通りなのだけれど。
絶対、絶対に絶対、何か理由がある、と思う。いつもはきらきらしてるモモの目。今日は少し暗かった。黒い目が暗いのは当たり前なのだけれど、ほんとはいつもきらきらしているのだ。
「…あるんでしょ、理由」
「うぐ……」
他に理由があるということがばれたからか、無言でじっとモモの目をみつめていると次第にそわそわとし始めた。
「モモ」
一言ぼそりと言うとビクゥと体を揺らすモモ。そのまましばらく冷や汗をたらしまくったモモは、観念したように溜め息をついた。
「ふぅ…」とぼんやり問題集に目をやってから、顔をあげる。髪の色にそぐわない真っ黒な瞳で僕を見据えてぽつりと一言言った。
「ヒビヤくんのため、かなぁ…」
「……は…?」
しばしの静寂。
「いや、意味分かんないし!!僕と勉強、どう関係あるわけ!?」
「いやぁ~…あはは…私さ、いつもヒビヤくんに、根拠もないのに「大丈夫」なんて思えるわけないだろー!って言われるでしょ?でも私勉強苦手だし、言葉なんか全然分かんないから…。勉強してヒビヤくんを説得できるような元気付けをしたいなあって」
たはは、と力なく笑うモモはいつもと全然違った。空回りしそうなほど元気いっぱいのモモが、どうしてこの話になった途端、元気がなくなるんだ。
元気づけるんだって話してる奴が、どうしてそんなに元気がないんだ。
「ねえ、モモはさ、どうして人を元気づけようとするの?」
目をぱちくりさせたモモは、また力なく笑った。
昔話を聞かされた。
モモはたった一人の兄が昔から大好きだったそうだ。でもいつもテストで百点満点な兄が自慢でありつつも少し恨めしかった。どんなにがんばって良い点数をとっても、いつも百点を取る兄にどうにも自分がかすれてしまい、うらやんだことは何度もあったそうだ。でもそんな時、兄だけはがんばったなと一言頭をなでてくれて、そんな不器用で優しい兄が本当に大好きだった。
いつかは自分が兄を元気づけてやるのだと、馬鹿みたいに意気込んでいた。
ある時からだった。突然兄は部屋に引き籠もるようになった。理由はなんとなく知っていた。いつも文句を言いつつも楽しそうに話していた親友が亡くなったそうだった。
今度こそ自分が元気づけるとき、そう思ったモモは何度も何度も兄に声をかけたそうだ。
でも、モモの声はこれっぽっちも届かなかった。
どうして、どうして、どうして。
話している途中、モモは酷く辛そうに笑っていた。少しでも触れると崩れてしまいそうだった。
兄がひきこもるそんな日々が続く中、またある時から、兄の部屋から怒鳴り声が聞こえるようになった。
最初はついに兄も頭がおかしくなったのかと心配したものだが、パソコン内の「エネちゃん」を見かけ、なんだそういうことか、と漠然と納得した。
つまり妹のモモにできなかったことを、通りすがりの青い女の子がいともたやすくやってのけたということだった。いや、やってのけてしまったのである。
「なんか、すごく我が儘なこと言うようだけどさ、すごく悔しかったの。どうしてかなぁ、お兄ちゃんが元気になってすごく嬉しいはずなのに、心の中ではすごくもやもやしてるの。
なんで妹の私が、一番近くにいたはずの私が、お兄ちゃんを元気にできなかったんだろうって」
泣きそうなのに、大人ぶって必死に我慢する小さな子供みたいだった。
「だからね、もうあんな思いしたくないんだ。悔しくて苦しくて仕方ないから、辛そうに泣く人をみると悲しくて仕方ないから」
きゅっと胸が痛くなって拳をぎゅっと握った。
手が震えシャーペンを落としたモモの手をしっかりと掴んで、モモの目を見る。モモはまるで涙を隠すみたいにそっと目をそらした。
「モモ、泣いて」
「へっ…?」
驚いたモモは真っ黒で濡れた瞳をぱちぱちと瞬かせる。
「なっ、何で?私が元気づけるんだって話してるのに、私が泣いちゃ」
「うん、だから泣いて。人のこと心配する前にまず自分のことでしょ。
モモはまだ、「元気づける人」じゃないよ」
僕の手をきゅっと握りかえすと、僕の瞳を見た。途端、ぽろぽろと、きらきらと、我慢していたものがこぼれだす。
「悔しかったね、苦しかったね、辛かったね。でも、一番はそれじゃないでしょ? モモ」
泣きじゃくりはじめて、肩が揺れる。まるで我慢で支えていた心が倒れそうになったみたいに。
僕はぎゅっとモモを抱きしめた。途端に肩の揺れが止まって、心がふわりと誰かに支えられた。
「寂しかったんだよね。大好きなお兄さんが急に自分のそばから離れたことが」
モモはぎゅうっと僕に抱きついてきて大泣きした。抱きつかれてたからモモの顔は見えなかったけど、きっとアイドルとは思えないぐらい酷い泣き顔だったと思う。それぐらい泣いてた。
僕はずっとモモの頭をなでていた。泣きやむまでなでていた。
僕はモモの「お兄ちゃん」じゃない。でも、少しくらい、支えてあげるくらい、僕にだってできるから。
「誰もモモのそばを離れたりしないから」
そっとつぶやくと、モモは酷く安心したように泣きながら笑った。
コメントくれるとうれしいな!!((ソワ
コメントくれるとうれしいなあ!!!!!((ソワソワ
失礼しました
めりくりあとちょっとでめりくりちがう
僕もう……(泣)
明日、学校ガンバ(前髪的な意味で)w
すごいねゐあちゃんやっぱり久しぶり元気にしてたかな
すごいね 本当にすごいね
私の深海より深く闇より暗いテンションをこうも簡単にグワアア↑とさせられちゃうんだもんねグワアア↑
お兄ちゃんを元気にしてあげたいモモちゃん可愛いなんだかんだで妹のこと可愛がってるシンタロー可愛い大人なヒビヤくんかっこいい超絶イケメンコレクションファクトリーハラスメントアビレッジだ
すみません言いたいこと色々あるんだけどこれ以上喋ると職務質問されそうなのでここらへんで
神文をありがとうでした………
久々に先生の小説読んでときめいたというかきゅんときたというか((まとまらない
いつか先生の同人誌かなんか出るんですかね??(((
ぜひ、シンアヤを!!!
なんてもの書いてるのゐあちゃん
私、年賀状かかなきゃいけないんだよ...?
14人に手書きしなきゃいけないのにまだ一枚もかいてなくて
それなのに!!!!!
ゐあちゃんの小説があったらスルーできるわけないでしょ
来ちゃったよ久しぶり元気?勉強頑張ってるみたいだねお疲れ・・・!
じゃなくて!!!!
やだモモちゃん可愛い天使だね!? もしかしなくてもモモちゃんが天使だったんだね!?
ていうかそこで大人ぶってモモちゃん抱きしめるヒビヤ君イケメン...!!!
ヒビヤ君が小学生だなんて私信じない かっこ良すぎ
そして小説読みながらニヤニヤしてる私はなんなんだろう汚物かなそうだね汚物だね
あとソワソワしてるゐあちゃん可愛い...!!!! そこでまたニヤけるしキモいね私何なの汚物なの
冬休み始まってるんだうらやましい...私は25日からかな...
イケニートが大好きなモモちゃんと
そのモモちゃんを支えようとするヒビヤ君の可愛さに悶えました
ゐあちゃん将来は小説家ですか
もしかして高校もそういう系統の学校に行くの?
だから文章力が前でも素晴らしかったのに
また素晴らしさに磨きがかかってるんだよねうんわかる〜
ほんと可愛い...。
もう何て言ったらいいかわかんないけど
モモちゃんとヒビヤくんが可愛いですかっこいいですお持ち帰りしたい(
失礼しました