【巣窟】大雪
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/12/14 22:00:12
吹雪く中を歩く人を
テレビの画面越しに眺めながら
ぼ...っとするだけのこたつの中
京都は今年もうっすらとだけ積もる
地面に辿り着いては溶けてを繰り返す
誰も残らずに消える
地の熱で溶かされてあっけなく消える
まだ子供のころは積もっていたのに
大雪のたびにわくわくして
足跡を付けに旅に出たのに
いつの間にか積もらなくなった地元に
愛着が薄れる
私が愛したあの人が
生きている場所は今
雪が降っているのでしょうか
私を愛したあの人は
冬の夜空
夏よりもきれいなことに気づくでしょうか
また繰り返す
知らず知らずに春が来る
きっと君に会いに行く
忘れ物を届けに
本当にそうですねっ。
あんな文章でも思い出してもらえて
嬉しいです。
そんなに雪降らないのに、底冷えしちゃって、目に見えない冬が私たちを街ごと包み込んでる。
今年もまたやってくる京都の冬を思い出したよ^^