Nicotto Town



グラムシリーズ ボウイ・ボラン・モット


グラムロックというのもございました。
70年代初めは「イカガワシイ!」という第一印象でしたが、
あれこれ聴くにつれ、好きなものもイッパイ出てきました。

デヴィッド・ボウイの映像を初めて見たのは、
『地球に落ちてきた男』のTVダイジェスト版。
カットの嵐で話がつながらない部分がかえってシュールで楽しかった。

一番好きなのはジギーズ・スターダスト期のライブです。
二十代の若僧どもが創り上げたあのステージは凄すぎる。
異界を舞台にして、現代人の苦悩と挫折と再生を織り上げた叙事詩ですな。

一方の雄、マーク・ボラン。
ボ・ディドリーの正常進化版電気ブギ、踊らない訳にはいかない。
漫画で有名になった『20センチュリーボーイ』のイントロで殴られる感じ、好きです。

この人の全盛期の映像も少ない。ビートクラブくらいかな?
ハードなブギやってるけど、なぜか観客が新宿フォーク集会みたいな連帯感。
エレクトリックミュージックの幸福な集団幻想、みたいに感じてシミジミ。

モット・ザ・フープルも好きなんですよコレが。
『すべての若き野郎ども』は愛唱歌の一つ。
ボウイの曲だけど、モットのシングル版の方が好みです。

惨めで自堕落な生き方を選ぶ若者の描写が続き、
でも全ての若者に、生き様を『発信』し続ける大切さを呼びかける。
うー! なんてカッコいいメッセージ、政治も経済も彼らの前では無力!

ギラギラでケバケバです。生意気です。退廃です。
これでなけりゃイケませぬ。ロックは見た目とハッタリです。
彼らのメッセージ、今でも有効だと思ってるんですよ、親爺世代の私は。

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