「気分はタイタニック」後編
- カテゴリ:仕事
- 2014/11/24 19:20:05
「気分はタイタニック」好評につき、
続編,お届けいたします。
ノンフィクションあるがままシリーズです。
♪ピ~ひょろろろ
二人を乗せた小型ボートは、何とか岸を離れ、
あっちウロウロ~、こっちウロウロ~を繰り返しておりました。
まるで遊覧船です。
こういう状況の船は、
まったく釣れていないことを表しております。
釣れていれば、じっとしているのでね。
何とか彼女に、釣りのだいご味を味わってもらおうと、
男の涙ぐましい努力が、打ち寄せる波のごとくこちらに伝わってまいります。
これは察するに、男のほうが惚れているのね、
これで、彼女のほうが「トイレ休憩!」を要請しなければ、
まだまだ脈は、あるかもしれません。
がんばれっ!
それから数時間たったでしょうか、
なんせ3連休の中日、
当「会員制海洋レジャークラブ」満員御礼の賑わいで、
それに加えて、猟友会は一個連隊引き連れて来るわ、
進入禁止突破二輪は撃退しなきゃいけないわ、
教育委員会の教員研修コースの解説をしなきゃいけないわで、大忙し。
二人を乗せた小型ボートが、
第2スロープに帰港していたのに気付いたのはずいぶん後のことでした。
わたしと鈴ちゃんが、ハラハラしながら様子を見に行くと・・・
そこには!
満面の恵比須顔で微笑む彼女が、立っているではありませんか。
なんと!スカートの裾から救命胴衣にかけて、
勢いのある返り血を見事なまでに浴びて!
真鯛が釣れて,絞めたら血が飛び散ったと・・・
それはそれは、嬉しそう。
良かった~♪
男を絞めずに,サカナを絞めるなんて、
あんた、ええ嫁になりまっせ~。
めでたし、めでたし。
ほんま、どーなるかと思いましたわ。。。ぶつぶつ。
あーびっくりした。気がふれたのかと思いました^^;
釣りの醍醐味わかってもらえたんですね。
これからは、きっと彼女がリードしていくんでしょうね^^
彼女一人で佇んでいたなら、さながら「サスペンス劇場」ですね。
はなこさんは、ドラマチックな日々をすごされていますね。(^^)
海は放り込めば色々癒してくれるのですね~
数々の困難を乗り越えて、二人で大物をGet。
これを、男がさばき、おいしい夕飯を
いっしょに食べたとさ。
とりあえずめでたし。
おしゃれなひらひらの服が汚れたことを怒るでもなく・・・・・・・
まったく世界の違う魚場で・・・この、根性?
築地魚河岸3代目「千秋」店主と結婚した、平野文(ラムちゃんの声)みたいなもんかな?
ただでさえお忙しいのに、これで上がってきて
悲壮感あふれる状況だともっと疲れますよね。