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シン・ドラマ汁


ドラマ【科捜研の女】

科捜研の女
テレビ朝日 木曜夜8時~
【あらすじ】大学の工学部の研究室内で、不審死体が見つかった。ちょうどマリコがテレビ番組の収録で科捜研を留守にしている時のことで、物理担当研究員・相馬マリコがいなくても自分が事件を解決してみせると張り切る。死亡したのは、研究室と技術提携を結んでいる総合化学メーカーの開発担当員・浦西で、実験に用いた一酸化炭素が漏れて中毒死したものと思われた。研究室の准教授・新村は超高性能電池の開発に成功した天才科学者として注目を集めている人物で、相馬は大学時代にその研究室に在籍しており、新村とは同期という間柄だった。

【感想】ドラマとは関係ないですが、先週でMOZU2が早々と最終回を迎え、今週から木曜に見るドラマはこの科捜研1本となり、大変助かってます…。前にも書きましたが、刑事ドラマが好きじゃない両親は、何故かこのドラマだけは最後までちゃんと見るのよね。両親ともに沢口のファンで、特に父は科学捜査のシーンも楽しんでると思います。今回の科学捜査もなかなか面白かったですね。ボールミル、でしたっけ。物質をナノレベルまで粉砕できるという。確かに凶器を処分するにはうってつけの機器ですね。指紋はおろか、血液すら検出できなくなってしまうという…。そして、今回は珍しく、途中で犯人が大体わかってしまう、どちらかというと倒叙形式に近いストーリーでした。相手は新進気鋭の工学部准教授。科捜研ではたまにこういう、同じ分野の大物を崩すストーリーが出てきますよね。こと科学のこととなると、捜一だけでは手に負えませんよねw その上、今回のライバルは相馬の大学時代のライバル。片や周囲が認める天才科学者。片や優秀ではあるものの、それだけに天才にはかなわないことがわかる秀才科学者。しかし今回は、科学だけではなく犯罪捜査の要素も加わり、となると相馬の方がプロですよ。今回マリコがさんざん相馬を励ましたり焚きつけたりしてましたが、そこを言ってほしかったなぁ。そして最後、遊び心溢れる相馬が、以前大学でやっていたラベルの貼り替えという手段を使い、証拠の偽装を暴くというオチは、実に痛快でした。ボールミルの中の粉の成分をすべて調べるという、一見無駄に思える作業、そしてこのラベルの貼り替えという、大学生の頃の相馬のエピソードの使い方が、実にうまかったと思います。さすがベテラン戸田山氏。そして何より、マリコ化してた相馬が面白かったですねw なんだかんだ言いながら、相馬はマリコに憧れてるんですね。最近は科捜研にだいぶ馴染みましたが、登場後は結構奇人でしたし、考えてみればマリコも相当な奇人ではあるんですよねw 同種の人間なのかもしれませんな。特に最後、土門と府警の建物の屋上で会話するシーンまで、相馬にやらせるとは…w ほんとに笑っちゃいましたよ。そういえば今回、土門がほとんど出てなかったんですよね。最後頃になってやっと出てきた。他の撮影か何かとバッティングしたのでしょうか。あと、オシナリーと長田が同期設定はちょっとつらかったなぁ。実際は8歳も違いますからね。たまには悪役じゃないオシナリーも見てみたいものです。すごい善人とか、コミカルな役とか。




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