ドラマ【科捜研の女】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/11/21 15:33:47
【感想】ドラマとは関係ないですが、先週でMOZU2が早々と最終回を迎え、今週から木曜に見るドラマはこの科捜研1本となり、大変助かってます…。前にも書きましたが、刑事ドラマが好きじゃない両親は、何故かこのドラマだけは最後までちゃんと見るのよね。両親ともに沢口のファンで、特に父は科学捜査のシーンも楽しんでると思います。今回の科学捜査もなかなか面白かったですね。ボールミル、でしたっけ。物質をナノレベルまで粉砕できるという。確かに凶器を処分するにはうってつけの機器ですね。指紋はおろか、血液すら検出できなくなってしまうという…。そして、今回は珍しく、途中で犯人が大体わかってしまう、どちらかというと倒叙形式に近いストーリーでした。相手は新進気鋭の工学部准教授。科捜研ではたまにこういう、同じ分野の大物を崩すストーリーが出てきますよね。こと科学のこととなると、捜一だけでは手に負えませんよねw その上、今回のライバルは相馬の大学時代のライバル。片や周囲が認める天才科学者。片や優秀ではあるものの、それだけに天才にはかなわないことがわかる秀才科学者。しかし今回は、科学だけではなく犯罪捜査の要素も加わり、となると相馬の方がプロですよ。今回マリコがさんざん相馬を励ましたり焚きつけたりしてましたが、そこを言ってほしかったなぁ。そして最後、遊び心溢れる相馬が、以前大学でやっていたラベルの貼り替えという手段を使い、証拠の偽装を暴くというオチは、実に痛快でした。ボールミルの中の粉の成分をすべて調べるという、一見無駄に思える作業、そしてこのラベルの貼り替えという、大学生の頃の相馬のエピソードの使い方が、実にうまかったと思います。さすがベテラン戸田山氏。そして何より、マリコ化してた相馬が面白かったですねw なんだかんだ言いながら、相馬はマリコに憧れてるんですね。最近は科捜研にだいぶ馴染みましたが、登場後は結構奇人でしたし、考えてみればマリコも相当な奇人ではあるんですよねw 同種の人間なのかもしれませんな。特に最後、土門と府警の建物の屋上で会話するシーンまで、相馬にやらせるとは…w ほんとに笑っちゃいましたよ。そういえば今回、土門がほとんど出てなかったんですよね。最後頃になってやっと出てきた。他の撮影か何かとバッティングしたのでしょうか。あと、オシナリーと長田が同期設定はちょっとつらかったなぁ。実際は8歳も違いますからね。たまには悪役じゃないオシナリーも見てみたいものです。すごい善人とか、コミカルな役とか。