深いい話だなあ~、人間は浅いけど。
- カテゴリ:人生
- 2014/11/12 15:10:54
もともと、わたしが不動産賃貸業を始めようと思い立ったとき、
誰も賛成などしてはくれませんでした。
それどころか、そんなもの絶対失敗するに決まっていると、
ハナから、バカにされて、経済のケの字も知らないくせにと言われたものです。
ものすごく簡単な理屈だったのに、
それはそれはボロクソに言われたものでした。
だから職業を聞かれたときも、
あまりはっきりしたことは言えず、
「卵を食べたいと思っても、
その時は我慢して、
卵を暖めて鶏に孵して、また次の卵を産むまで辛抱して…」と言ったら、
「養鶏業ですか?」と言われたものです。
卵は「家」。
自分が住みたいと思っても我慢して、
お家賃を頂いて貯金して、
貯まったらまた「家」を買って、人に貸して・・・
と、説明したつもりだったのですが。
そのころの配偶者は、実は音楽家だったのですが、
それも、あまり人さまには言いたくなかったので、
「まあ、オタマジャクシを操作する仕事です」というと、
こんどは「カエルの養殖業者」と言われました。
まあね、いいけどね。
日本では、芸能界といっても、
あの美空ひばりさんや、加山雄三さんでも、
流行から少し外れると不遇の時代が待っているので、
当時のわたしは、
「いつか、夫が売れなくなったら、世界一周の旅にでも出よう」と、
不動産賃貸業を始めたんですがね。
世界一周の旅にでも出かけられるようになったら、
今度は夫のほうが、
年若い女の子と「世界は二人のために」をやっていたんですよ。
だから、「糟糠の妻」はさっさと、堂から出てきました。
離婚した当初は、これでもけっこう打撃を受けていたんですがね、
10年経てば、ほんと「一昔」、過ぎた話ですが、
ポツンと、会社とわたしだけが残りました。
その後、縁あって再婚したのですが、
今では、逆に「世界一周の旅に出てもいいんだけどね」と言いながら、
「わたしたちの世界はここだから、もういいかあ」と、
NPO法人の「海洋レジャークラブ」の管理人を兼任している今日この頃です。
荒れ始めた初冬の海を見ていると、
わたしは、自分の人生の晩年になって、
ここへ流れ着いたのだろうか」と思ってしまうのですね。
物思う冬の始まりです。
いろいろあった辛いと思うことも、
忘却の彼方に飛ばされるようになると、
やっと過ぎた日々の意味が、分かることもあるのですね。
ちったあ、大人になったかな。
いつも大喜さんのブログで、勉強させていただいておりますのに。
わたしなんぞは、まだまだ若輩者でござりまする。
これから、これから。
あと10年は、まだ開発途上人だと思っております。
よろしくお願いいたしますー。
糟糠の妻であったというところで・・・夫が出世したら、淀が・・・で
まるで、北政所のような人生ですね?
読んでいてふと思いました
今もいろいろあるけれど、はなこさんのブログを読んでると
人生を生き切ったというくらい生きてるように感じます
言葉は氷山の一角で、海面下の大部分を洞察できる人でないと
深いお付き合いは出来ませんよね?!
今日は本物の冬型の暴風で、「海洋レジャークラブ」はお休み。
朝ごはんに、あっつーいカレーうどんを食べて、
午前中の仕事をサッサと済ませたら、
2階に上がって会議用超大型テレビで、「ウシジマ君」を見ようかなと思っています。
幸せです。
ありがとうございます。
レジャークラブ、課外授業、悪い子さん&けえさつとの戦いなど、
はなこさんの今はとてもイキイキしてると思います。
がんばって!
でも怪我はしないでくだされ…
「幸せ」を感じられると、私は振り返って思います。
もちろん、はなちゃんに及ばない風雨だけど・・・^^;
ありがとうございます。
ええ、今はとってもいい人生を送らせていただいています。
テキトーに事件もあり、
頭もボケない程度に、検察庁へ行ったり・・・。
え、シニカルな表現じゃないです、マジっす。
ただねえ、
前は、ニューヨークのレコーディングスタジオで、
カーリーサイモンの録音ブースの隣にいたとか、
サントリーホールの楽屋で、風呂に入ったとか、
なんか、華々しい部分はなくなりましたねー。
いや、北署の刑事課で暴れるとか、ハナバナシーところはありますな。
人に自分の考えを理解してもらうって大変ですよね。
はなこさん、今はとてもいい人生送っているように思うのですが・・^^
言葉にすると一昔って一言でおさまりますが、そこにはその人の幾千の生き様があるんですよね。