我が家では，巣を張らずにピョンピョン跳ねながら移動する小さなクモを，
「なっちゃんグモ」 と呼んでいます。

結婚してから住んだ千葉の家でも，すぐに転勤した大阪の家でも，
家の中にクモなど出たことが無かったのに，
上の娘が死んで，大阪の家に仏壇を買って家の中に置いたら，
その周りにクモがピョンピョンと現れるようになり，
「あれ～？　このクモは，なっちゃんが遊びに来てるのかな？」
などと夫婦で冗談を言っていたのですが，
千葉に墓参りに行くと墓にもピョンピョンと現れることが続いて，
「こりゃあ，このクモは，本当に娘のなっちゃんなのでは？」
みたいになってしまって，以来，我が家では，ピョンピョン跳ねるクモを
「なっちゃんグモ」 と呼ぶことになってしまったわけです。

だからといって，特別に可愛がるわけではなく，
現れると 「こ～れ～。そんなとこで何やってるの～？」 とか言いながら近付き，
「こっちにおいで～」 と言って捕まえて，窓の外に放します。


しかし，あのハエトリグモという生き物は，
どうやってエサにありつくんですかねえ。
ハエが通りそうな場所に巣を張るクモがエサにありつけるのは分かるのですが，
ハエトリグモは巣を張らずに家の中を歩き回っているわけで，この広い空間で，
ハエが偶然目の前に来る確率ってもの凄く小さいんじゃないかしらん。
それとも，ハエが近付きたくなる匂いでも出しているのかしらん。
どうしてハエを捕まえられるのか，不思議です。


なっちゃんグモは，高松のマンションでもよく現れます。
私が悪さをしないか見張りに来ているようです。（笑）
なっちゃんグモを見付けた時は，
巣を作って家の中を汚すわけじゃなし，別に追い出す必要も無いのですが，
うっかり踏みつぶしたら可哀想なので，捕まえて窓の外に放しています。

あと，高松のマンションでは，千葉のマンションと違って，
窓を閉め切っていてもコバエが飛んでいることがあります。
どうやらお風呂の排水口から入って来るという噂です。
コバエが鬱陶しくて，
コバエを捕まえるゼリー入り容器を買って置いたこともありますが，
コバエもそんなにバカじゃなく，今イチ捕まえ切れません。

でも，なっちゃんグモが現れると，コバエがいなくなるんですよね～。
ちゃんと捕まえてくれているんだなあ。


一週間ぐらい前，なっちゃんグモを見付けて外に放しました。

今夜，すっかり寒くなったというのに，コバエがいました。
あの小っちゃいハエは，どうしてああ上手に，
捕まえにくい微妙な距離をチョロチョロしているんだろう。
やっつけたいのに全然やっつけられません。
非常にイライラします。

う～ん。先週，なっちゃんグモを追い出さなければよかった。
今度見付けた時は，外に追い出さないでそのまま中にいてもらうかな～。


【Ｈ２６．１０．３１追記】

ま，「追記」 といいますか，さくらさんへの返事です。
返事なのですが，コメ欄だと，
打ち間違えがあった時に修正できなくて全部打ち直しになるので，
修正が効く記事本文のスペースで返事で～す。


下の娘に話してあげていたネコのお話は，娘もカミサンも結構気に入ってたんですよ～。


主人公のオスネコは，正直言って子供時代の私で，
何にでも好奇心旺盛，負けず嫌いで，冒険もしたいネコです。

親友のイヌとサルも似たような性格なので，
３匹はいつも喧嘩になってしまいます。
でも，毎日遊ぶ仲良しです。

カミナリ様は，雲の上で一人で寂しくて，
釣り針に魚を付けて地上に垂らして主人公を釣り上げ，
主人公に太鼓を貸してあげ，
主人公は雨や雷を起こして遊びますが，
その時，地上で火事が起こり…というお決まりのパターン。（笑）

小学校の体育のトンボ先生は，８畳ぐらいある巨大なトンボで，
主人公たちがピンチになると，
「タタタ タタタ タタタ ターン ♪　タタタ タタタ タタタ ターン ♪」
というテーマ曲とともに現れ，主人公たちを救出してくれます。

カミサンと娘はこのトンボ先生が大好きで，
私が 「ピンチです！　もう助からない！　その時です！
タタタ タタタ タタタ ターン ♪　タタタ タタタ タタタ ターン ♪」 と歌うと，
「来たっ！　トンボ隊長－－－っ！」 と喜んでいました。
「隊長」 じゃなくて体育の 「先生」 なんですけどね。　＾＾

このトンボ先生，毎回一言も喋らずに主人公を助けて去っていくのですが，
年明け一発目に登場した時，もの凄く低い地鳴りのような声で
「あ～け～お～め～ぇ」 と言ったら，
カミサンも娘も 「ぎゃーっ！　トンボ隊長が喋ったーっ！」 って大喜びでした。

「隊長」 じゃなくて 「先生」 なんですけどね。

当時，カミサンも近所の奥さんも，
「絵本を描いたらいいのに」 と言ってくれましたが，
私は，主人公のネコがどんなネコなのかを娘に想像させたかったので，
絶対に絵にすることはありませんでした。
娘の想像力を伸ばしたかったので～。　＾＾