有珠山噴火と災害準備と復興
- カテゴリ:30代以上
- 2014/10/13 16:06:06
平成12年3月31日の有珠山噴火はその噴煙は洞爺湖から札幌にまで火山灰が振りました。
車のボンネットに薄ーくを指でなぞると指に付く程度でしたが驚きました。(@0@)
いろいろさがしましたが、私の判断で此処が一番解りやすいと言うか
難かしい専門知識がなくても理解しやすいと思い紹介します。
http://www.sozogaku.com/fkd/cf/CA0000619.html
富士山の事も考えて今後の役に立てて欲しいとおもうのと。
其の後に更に技術も進んできたので
私は富士山に登る人には登山名簿の義務付けと例え場1000円貰って
GPS腕輪を付けることを義務つけて、帰る時に下山報告とそのGPSを返すと500円戻ってくるシステムを作ることが必要だと思う。
有珠山の観光復活には5年を有しています。
規模が大きかったのと安全性を重視したからです。
それまでの間に多くの人達の助けがありました。
安全が確認された所から(遠くから)観光地のホテルや温泉は開業していきましたが
客足は少なかったのです。
2年もホテルが休業していたら、安全と言われても開業は難かしいです。
冬になるとスキー場でも無いホテルは本当にひと組、ふた組が続きます。
そんな窮地を知って助けてくれたのが冬場のスキー場以外の所への台湾からの
観光客でした。
何もないモノトーンの世界ですが、その火山灰が降って枯れた木とうっすら積もった雪は
墨絵の世界でした。
音もなく降る雪は夢の世界のようだと言ってくれました。
何より嬉しかったのは一生懸命接待しようとする心が伝わってくると言われた事でした。
ホテル側は景色はモノトーンだし、何も無いのでせめて一生懸命接待したのでしょう。
その言葉をホテルの支配人の人に伝えるとうっすらと涙が見えました。
私も台湾の人に来てくれて嬉しいと伝えました。
台湾の人は台湾が災害の時の助けてくれたので北海道が窮地に陥っているというので
観光に行く事で助けになるのならと来てくれたそうで、思った以上に冬の北海道は
温泉と雪が素晴らしかったようで台湾で宣伝をしてくれると言ってくれました。
日本の雪の降らない地方の人は其のモノトーンの世界を一晩味わって下さい。
おともなくふるゆきの神秘を味わって下さい。
マジに妖精がいると思いますよ。ファンタジーの世界です。
有珠山噴火から2年たったあの近辺は火山灰に覆われて何もなくなりました。
わずかに残った木も数センチ積もった灰で窒息して枯れて
なんと灰色の石の様な骨の様な不思議な形をして固くなってポツンポツンとあるだけです。
真っ白な雪の平原に其れがあるだけの風景で安全になってホテルを開業しても
スキー場でない所は誰も来ません。
予約がはいるとホテルを開けて数人のスタッフで精一杯のおもてなしをするしか何もないのです。
温泉は火山地帯ですから豊富に出っぱなしですけど。
私達も予定外に泊まることにしました。日帰りのつもりが遅くなったのです。
偶然台湾からのツアーの人が一人が北海道出身で其の人が温泉に案内したのです。
それでホテルが開いていて温泉に入って帰る予定が部屋が空いていると言うので
止まりました。
次の日の朝に其の台湾のツアーの人とロビーで外の景色を見ながら話をしました。
私はどうしてこんな何も無い所に?と疑問を持って訪ねました。
口々に素晴らしいと言う言葉が返ってきました。
何もかもが素晴らしいと。幻想的、水墨画の様だ。
そして一生懸命接待しようとする心が伝わって来ると。
其れをフロントの男の人に伝えるとうっすらと涙を浮かべて
何もないので精一杯良い気持ちで帰って貰おうと思ったとのことです。
お風呂も綺麗だったし、半分しか使わない所は立ち入り禁止で電気が消えていたけど。
それ以外は窓ガラスもピカピカで隅々まで掃除が行き届いていて
札幌近郊の混んでいる日帰り温泉とはちょっと違って居ました。
火山灰の上にたくましい植物の自然の力で緑が戻るのに5年かかりました。
紅葉の素晴らしい季節が自慢になって今は素晴らしい所です。
でも、あの景色は特殊でした。
自然がないので鳥も来ないので無音でした。
雪が唯モノトーンのサイレントの世界に降って居ました。
私は火山噴火前の凄い紅葉の世界を知っているだけに
胸が詰まったけど。
確かに貴重な風景で幻想的で異空間で別世界でした。
富良野の原生林限らず、北海道には
いたるところに妖精が住んでいると
ぼくは感じています。