フォルトゥーナの瞳
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/10/07 14:22:45
百田尚樹さんの最新作です
この本も書店の平積みをみて購入しました。
テーマがよくて
他人の「死」が観えてしまうという男性の苦悩を描いています。
恋人や家族など大事な人たちの運命を変えますか?
見ず知らずの他人の死を防ぎますか?
運命を変えることでの代償も伴います。
題材はとてもいいと思ったのですが
筆者、短編病にかかってしまったのか
先がわかりやすくて、オチが明確です。
物語の中では
目をそらしたいようなシチュエーションも多めに出てきます。
現実の厳しさに照らし合わせると
さもありなん
といった感じなのですが
それらの負債とも言うべき我慢を通じて得られたものに
ちょっと物足りなさを感じた一冊です。
ちなみに週末は半沢の続編をよみ
そのあとは昨日の日記に掲載の本を読んでいますので
それらがより光っていたせいかもしれませんね^^
永遠のゼロだけでもいいと思います。
これからもバラエティに富んだテーマに挑戦していってほしいです。
でも、最近、百田氏に対してあまり良い感情を持てなくて、
どうも読む気になれないのです。