円安でも株価下落
- カテゴリ:その他
- 2014/10/01 15:26:03
http://toyokeizai.net/articles/-/49120?page=5
今まで円高だから企業は儲からない という論理であったのが 今では円高に対応した企業が多いので
円安に傾きすぎると返って企業は儲からない という逆の現象になっている らしい。
民主党政権で極端な円高になったので企業は工場を海外に移転させた。
このため多くの企業が多国籍企業になり、日本政府の税収は落ち込んだ。
海外による現地生産なら関税、輸送の問題がない上に人件費が大きく節約できる。
これに味を占めた大手企業は国内の工場を閉鎖する一方で海外の工場を増やして行った。
このため自動車なども海外の工場から日本に運び込んで販売する事態に発展。
日本国内の生産力は大きく落ち込み、失業率は上昇した。
円高では駄目だと安部総理がアベノミクス=円安政策を始めたのは、ある意味正しいのだが
今や1ドル110円。
明らかに円安に傾きすぎている。
海外の工場から日本に輸入して販売する企業が多い中、ここまで円安が進んでは返って儲けが減る。
こうして経団連会長まで、今の円安は行きすぎだと言い出した。
ところが黒田総裁の異次元緩和は止まらない。
安部総理は円安の勢いをつけて、株高→増税達成! というビジョンがある。
円安の動きは激しいが株価は下落している。
円安すぎて日本企業全体にダメージが広がっているのだから株価が上がるわけが無い。
海外ファンドは一斉に逃げ支度をはじめた。
元々、海外ファンドは早い時点でアベノミクスが失敗であると結論を出していた。
それを安部総理が年金の金で無理やり株価を上げまくるから、好景気のような雰囲気になっていただけ。
冷静に考えればやっぱり、これ以上の円安では経済にマイナスだ という市場の判断だろう。
専門家の予想によると円安の動きはブレーキがかからない状態なので、さらに極端な円安になっていくらしい。
それならば黒田総裁が量的緩和を止めればいい。
ところが彼は2%のインフレ達成までは止めないと断言している。
恐らく年末は極端な円安と、無理に上げられた株価という爆弾を抱えたまま年越しになるだろう。
要するに安部総理は増税さえできれば、後は野となれ山となれ なのだ。