百B円神聖喜劇
- カテゴリ:イベント
- 2014/09/27 08:45:08
百円ショップに並んでいる品物の多くは舶来品である
はろばろと水を渡ってこの国の都会に漂着したものだ
多くの品物は目新しく、購買者たちに(暮らしの夢)や(生活の理想)を再帰させるように工夫がなされている
購買者はこのワンダーランドで値踏みを続けるが、やがてどれもが凡庸なものに
見えてくる
だが、凡庸さは品物のせいだけではない。再帰する夢や理想もまた凡庸なのである
そしてそれにもまして(百円)が完膚なまでの凡庸さを、品物と購買者に媒介する
「百円」という閾値(いきち)が刺激でもあり限界をも設定しているのだ
これは都会における「時給800円」(900円でも1000円でもいい)が、
生産物と労働力を媒介する際の凡庸さと同様であろう
「労働」が凡庸なのではない。
「時給800円の労働力」という閾値から労働主体が逃れられないことが
凡庸なのである
この国の百円ショップの舶来品の多くは。中国のイーウー市の卸市場から
運ばれてくる
1600000種の品物が市場を埋め尽くしているという。
単価は概ね1人民元(16円)以下である
現在、多くは、インドネシア、インド、アフリカのバイヤーが買い付けているらしい
シ凡世界的消費者社会の到来だが、これに費やす原材料とエネルギー、労働力は
いかほどだろうか。(ちなみに、賃金上昇が甚だしいと日系企業などが危惧する中国の労働者最低賃金は、現在時給にして百円程度だと推定される)そして使用済みあるいは未使用のこれらを廃棄するために要するエネルギーはどれほどだろう?
このテント芝居では、百と円の間に、「B」を挿入してみた
「B円」といえば、米軍占領下の沖縄における米軍の軍票であり10年以上にわたって
沖縄の唯一の正式通貨であった。
軍票は軍が物資や土地を調達するためのただの紙片である。
沖縄人は戦後7回の通貨切り替えに翻弄され恒常的な生活苦を体験してきた。
しかし、このテント芝居で挿入された「B円」は沖縄の「B円」のことではない。
いわんや新自由主義者の権化のようなビットコインのことでもない。
バリケードのB、
バスタード(運の悪いやつ)のB、
凡庸のBだ
凡庸の権化のような、「百円」の間に、私らの「複数のB」を捩じ込むことで
通貨は軋み、百円の閾値は震えるだろうか?
この国に漂着した百円小品は、
百円の閾値ーその孤島に在住する私らの姿でもあるか
大都会を埋め尽くすそれぞれの「百円孤島」はすでに限界集落の限界を超えて
消滅にむかいつつあるのかもしれないが、ただ孤島苦から逃れ移住すればよいわけでもないだろう。
外は専制君主のような「情報の海」だ。
情報弱者にも総動員令はかけられている。
すぐさま藻屑となるかもしれない。
ダンテの「神聖喜劇」(神曲)は地獄と煉獄、天国を巡る物語だ。
ダンテにかかれば私らの大切な死者などはすべて地獄苦の住人となる。
よし、百B円なる紙片を手にして、我が死者のディアスポラの土地を訪ねてみよう
「地獄の沙汰も金次第」というではないか。
という訳で、、第五福竜丸 展示館前 特設テントへ
https://twitter.com/yasennotsuki/status/493739657964699648
これを観に行きたいと思います
(´∀`*)ウフフ、、
面白そう〜〜ヽ(^。^)ノ
ハロウィンは魔物のクリスマスであり、かぼちゃはその象徴です(違
だから、このコーデは間違いなくハロウィンそのものです。
なぜならば、この尋常ならざる人物は魔物以外の何物でもないではありませぬか。
さらに申すなれば、かぼちゃを二つながら抱えて、頭部もかぼちゃ・・・。
ハロウィン、紛れもなくハロウィンですぞw
なんだその、なんだそのー
アレだ。
ハロウィンってモノはあんまりよくわからぬが、
かぼちゃのお化けじゃろ!?
って感じがするw
というか、それより…ルルル様のテキストにびっくりwww 何ヤツだ ルルルの魔女さま!
ポストモダンのグローバルな資本主義の「帝国」において、
グローバルに分散し、いっそう狡猾さと強度を増しつつ世界を侵食しつつある階級構造に、
百円ショップという身近で凡庸な対象から、さりげなくもユーモラスかつアイロニカルに迫る、そのエクリチュールw
って、書いても多くの人には呪文かもしれないけれど、
ルルルさんの怪物的表層が隠すその知性の繊細でしなやかな誠実さは、
みなさ~ん ホンモノですよ! たぶんw(^o^)
いってらっしゃいませ~(*´ー`)ノ
カボチャなアイテムは
なかなかハロウィン以外で使う事がないので
こうして拝見させていただいて
あー あったあった!と思い出すアイテムが多いですw
今年もカボチャ…出ますかね❤