逆鱗に触れる。
- カテゴリ:仕事
- 2014/09/26 11:20:05
今日は、ちょっと辛い宴会が予定されています。
辛い・・・、宴会に辛いものがあるなんて、
考えたこともありませんでしたが・・・。
仕事で、わたしたちの担当になっている虫明(仮名)君が、
どうも、配置転換ですっ飛ばされることになったらしいのです。
何を失敗したのか…と、思っていたら、
大企業・虫明君の社長様が、直々にいらっしゃったときに、
虫明君、失敗してしまったらしいのです。
まあ、そこまででしたら、よくあることなのですが、
その社長様の「お耳役」が、部署に回ってきたときに、
虫明君、重ねてわざわざ敵に回すような発言をしたらしい…と。
これは、内緒のお話しなんですが、
先日、虫明君の上司がうちにお見えになって、
一部始終をお話ししてくださいました。
この上司が、またとてもいい方で、
わが身に代えても、まだ若い虫明君を守ろうと、
あれこれ関係機関に働いてくれたのですが、
どう動こうとも、社長が「嫌だ」と言いだしたら、
だれが、筆頭責任者にモンクなんて言えるでしょうか。
たまたま、わたしがその大企業の社長様に、
ほんの微かなつながりがあることに、藁にも縋る勢いで、
「お執り成しを」と、奔走しついでにおいで下さったわけなんですが。
いくら、わたくしどもでも、
他社の人事に、口出しできるわけもあろうはずがございません。
戦時下、B29の襲来に竹やりで応戦したという話を聞いたことがありますが、
わたしが、出来るのもその程度、
下手をすれば、竹やりごと焼夷弾まみれになってしまうことでしょう。
ただただ、その若い虫明君が…可哀想…?いや、
残念に近い後悔というか、
彼のその、ときどき顔を出す「若気の至り」を、
早く忠告してやれば良かったなあと、そう、
その後悔が、わたしのうちに残るのです。
虫明君のような、有能な若い芽を、
ちょっとばかり、跳ね返った言動の責任を取らせるのに、
そんな大企業の社長様ともあろうお方が、
直々にお出ましになるなんて…
青虫をひねりつぶすのに、ユンボが出てくるようなものでございます。
逆に言えば、ユンボがわざわざ青虫に、
「畑は居心地が良いかい?」と聞いてくれた時に、
なんで、青虫の分際で、
「生き物の世界は、どうせ分からんでしょう」みたいなことを、
跳ねっかえって言ってしまったのかしらねえ。
上手く立ち回っていれば、
今ごろ、ユンボの威を借りて、青虫どころか大蛇にだってなれたのに。
宮仕えの哀しさでしょうか。
機会を逸すれば、たちまち奈落の底へ叩き落される宿命です。
今日の宴会は、その虫明君の壮行会です。
彼が、配置転換されるのは、どうも決定したようで、
せめてもの情けのある部署へと、
大社長様への温情を乞うお手紙は書きますが、
わたしにできることと言ったら、
今日のささやかな宴会を、精一杯催して、
彼の労をねぎらってあげることくらいしかありません。
まあ、B29ni届くとは思えませんが、
か細い竹やりも、わたしのできる限りくりだそうとは思っていますが・・・。
悲しい、そして淋しい宴会が、今日の夕刻より始まります。
はああ~(ため息)
虫明くん、いまどきの若者にしては、骨があると思うんだけど・・・
上手に育てられないのが残念ですね・・・
大器晩成です。
戦車だったらねえ…横からの攻撃に弱いから
虫明くんがんばれ!
でも楽しい時間をすごして欲しいです~
虫明君は若いのだから、まだ大蛇になれるチャンスはありますよね!