畏るべし 裏方の実力
- カテゴリ:テレビ
- 2014/09/21 09:09:44
山登りの番組をやってると見ちゃいます。
最近はBS-NHK でやってる『グレートトラバース』がお気に入り。
アドベンチャーレーサーの田中さんが百名山を一筆書きで踏破するヤツです。
この取材、映像を見ていてすごくお金がかかってるんだろうと想像してました。
凄い勢いで走る田中さんを様々なアングルで捉えている。
山頂に立つ田中さんをヘリから俯瞰でとらえた映像もたくさん出てくる。スタッフ何十人?
先日、その詳細が判明。なんとディレクターをいれて……たったの4人!
カメラ担当の2人とサポートの1人は、みな名だたる世界的登山家なのです。
同行するだけでなく、後ろから捉え、追い抜き、待ち伏せ、追いつき……バケモノだ。
チャーターヘリで撮ってるとばかり思った映像の詳細も判明。
なんと! 模型の小型ラジコンヘリに小型カメラつけて撮ったものなのです。
荷物に入れておき、5分で組み立てて飛ばして撮影、分解して後を追う。本物のプロだ。
大昔、シルクロードの取材などでは物凄い分量の機材を持って行ったはず。
テクノロジーの進歩で機材が劇的に小型軽量化したからできる技ではありますが、
それにしても凄いスゴイ。メインの田中さんより大変じゃないの? 口アングリでした。
ほほう、お父上はそういう世界の方でしたか。当時は大変だったでしょうね。
仕事柄、私も裏方仕事が多く、短期間の馬鹿力で仕事を片付けるときがありますが、
山男って別世界の生物だと思います。高負荷を長時間持続させるあの体力、人間ではありませぬ。
富士山……もう何年も登ってません。一昨年、社の連中と富士五湖めぐりをしたとき偉容を堪能しました。
『グレートトラバース』の映像は美しくて溜息がでます。やはり機材よりも腕なんですねー。
カメラを山ほど持ってる私、痛切に反省しております。
学生時代運動音痴でもガリガリ体型でもカメラを持つと人が変わります。
私の父は某民放局のテレビカメラマンでした。
低予算番組で少人数ロケにいってカメラと照明機材を担いでいての事故。
濡れた大理石の床で滑ったそうですが大腿部骨折で香港からの帰国。
現地での手術は言葉が通じず怖かったので日本で手術しました。
機材だけはと命を賭けて守ったそうです。
他にも逸話がいろいろありますが続きは私のブログで^^
富士山トレイルを見学に行った友人の影響をちょっと受けてます(笑)
スタッフの皆さんが撮影のプロなだけでなかったことに驚きです!
あの迫力ある画像はラジコンヘリで撮影だったとは・・・
シルクロード・懐かしいですね。
つい喜太郎のあのメロディーが頭で流れます(苦笑)