キミとボクと
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/09/16 16:24:30
君が僕を求める理由と
僕が君を求める理由は
似ていたりするのかな
どの理由を探しても
わからないまま
2人は不確かな関係を
確実に続ける
いつ終わるかなんてわからなくて
いつどちらかが消えても
君を探せない僕を探せない
死んでもわからないような関係で
安心していられる理由も
わからないや
そのままでいいや
体が近づく度に
離れていく物は何だろう
君に会いに行くために貯めたお金以上に
価値あるお金を僕は見たこと無いな
勉強をする度に君に近づけるなら
頑張れる気がするよ
そんな気がするよ
全部にすれば派手なものも
一つだけにすればほら
それっぽく見えるでしょ
なんて考えながら
薬指に指輪の代わりに
銀のネイルをしてみたんだ
終わる日のことを考える回数が
君と過ごす度に減った
怖いものも嫌いなものも
君と過ごす度に減っていく
息苦しいマスクの中で
静かに呼吸を続けて
ため息よりほんの少し優しいものを
探してみるよ