☆ラッピング
- カテゴリ:学校
- 2014/09/15 00:05:39
学生時代のことである。
隣のゼミは作業が長引いていて、下手すると徹夜になりそうだというので、差し入れをしようと思った。
といっても我がゼミは甘いものが苦手な男性が多く、放置されている最中やパウンドケーキなどを片付ける意味合いの方が大きかった。
とりあえず箱に詰めたのであるが、なんともみすぼらしい箱だったのでラッピングをしようと思い、たまたまあった模造紙の切れ端を使おうとした。
それを見ていた助手の先生が、
「その大きさの箱だったら、その模造紙では小さすぎるでしょ」
さすがにデパートでラッピングのアルバイトをしたことがあるだけに一目で見抜かれた。
「ゆとりを持ってもっと大きなのを使いなさい」
「ありがとうございます」
そして、きれいにラッピングして頂いた。
「ラッピングも色々あるけど、丸くて大きなものを包むときの方が難しいわね。包装紙も大きなものが要るし・・・」
「丸くて太いものも難しそうですね」
「太いも大きいも同じことでしょ」
「ところで先生、ワンピースを作るのに布を買いに行くと仰ってましたよね」
「そういうことが言いたかった訳ね?」
-
- メグ
- 2014/09/15 14:10
- その先生女性?
-
- 違反申告