下北沢の中華屋さんの思い出
- カテゴリ:グルメ
- 2014/09/12 12:42:23
ニコみせをやってたら思い出した1980年ごろのお話。
友人からラーメン・チャーハン・ギョーザ食いに行こうと誘われた。
そんな大金あるか! 今日も学食でライスと味噌汁だと言ったら……
「ぜんぶで400円だぜ。行かねー?」
え、マジっすか! それはスゴイ。当時、餃子の王将が全国展開を始めたころで、
皿洗いを一時間手伝うとギョーザライスをタダで食わせてくれたはずだが、
まともに払えば500円くらいはしたはず。それより安いのか。行こう。歩こう。
到着したのは下北沢駅の近くにある、年配夫婦の営む小さな中華屋。
メニューを見る。…ラーメン150円、チャーハン150円、ギョーザ100円!!!
「「お願いしまーす!」」
チャーシューもナルトも入らない『学生ラーメン』ってのは各地にありましたが、
それでも当時200円はした。このお値段は脅威でした。
もちろんお値段なりのモノでしたけど、テーブルに三品並んだのは嬉しかったなー。
このお店に入ったのはあと一回だけ、極貧の時にラーメンだけ食いにいった。
下北沢には音楽関係でちょくちょく通ったのだが、あそこにはもう35年も行ってない。
代変わりしてまだ営業してるのかしら。すごく懐かしい。
最近は安くて美味しいものが沢山ありますが、
『安い→儲け少ない→手間かけない→材料ケチる→それなりの味』
という文化も大切だと思うのです。美食もいいけど粗食も捨てがたいなー。
初めまして。下北沢、高円寺あたりの下町っぽい風情は私も好きです。
先鋭的なお店や小さなギャラリーと、昔ながらの庶民の暮らしが同居してますよね。
近年、あちこちの商店街おこしで、そうした地区を意識しているみたいで嬉しいです。
グルメブログから来ました。
下北、私も高校生の頃に行って、
なんか「良い感じ」だったの思い出しました。
ライブハウスとか多くて、
安いお店ながら雰囲気のあるお店がある感じでした。
高円寺とかも懐かしいです^^;
昔入ったお店の味は、シチュエーションと渾然となって思い出されます。
筒井康隆に『思い出食堂』……だったかな? 客の記憶の味と食べ物を再現するレストランの話がありました。
あの気持ちは分かります。