☆ ワシ座(鷲座):Aquilla
- カテゴリ:その他
- 2014/09/02 00:07:26
【ワシ座の見つけ方】
この星座に探し方は、夏の大三角形を目印にします。この大三角形のうち二番目に明るく真東から昇って真西に沈むのがワシ座のアルタイルです。具体的には、ハクチョウ座のデネブとコト座のベガを結び、その線の中心からほぼ垂直に、東へ向かって辿ると、赤い1等星アルタイルが見つかります。アルタイルはちょうどワシの目に当たります。
【ワシ座あれこれ】
プトレマイオス(トレミー)の48星座の一つです。
古代バビロニア時代から知られていた星座です。アルタイルとは、アラビア語で「飛ぶ鷲(ハゲタカ)」のことで、太古から鷲に擬えたさまざまな伝説があります。また、このアルタイルを「上るワシ」、ベガを「落ちるワシ」とし、一対のものとしていました。
ところで、古代中国でもこれらを一対のものとしていました。アルタイルは七夕の牽牛星(彦星)で、天の川を挟んでコト座のベガは織姫星です
記録によると、ワシ座には二つの新星が観測されています。一つは紀元前389年で、金星くらい明るかったそうで、もう一つはアルタイルよりも明るかったそうです。
【ワシ座の神話】
ギリシア神話によると、このワシはゼウスが変身した姿とされています。オリンポスでゼウスの世話をしていたヘーベが結婚をすることになり、ヘーベの跡継ぎが必要になったゼウスは、トロイア家の王子で、永遠の美少年と言われたガニュメデスに目を付けます。そして、ワシに変身して、ガニュメデスを誘拐してしまいました。その時のワシが星座になったとされています。ちなみにガニュメデスはミズガメ座の少年でもあります。
他に、ゼウスを守る雷電の武器を持つ大きな黒ワシであると言う話もあります。ゼウスがグレーテ島で、精女達に育てられた時このワシは酒神ディオニソスを連れてきたと言います。また、ゼウスがオリンポスから、父クロノスを追い出した時、巨神族はゼウスに反抗して、十年も戦いが続きましたが、最後には底無しの穴へ投げ込まれ、海の神ポセイドーンの青銅の扉で、その穴をふさがれます。この戦いで矢を運んだのが、この黒ワシだったとされています。
ところで、中国古来の神話では、アルタイルは「牽牛(彦星)」と呼ばれ牛飼いでしたが、天上の織姫(コト座のベガ)と道ならぬ恋に落ちたことから天帝の怒りに触れ、別れさせられました。そして、会えるのは年に一度7月7日だけで、その日だけは天の川にかささぎの橋(ハクチョウ座)がかかると言われています。
全部おぼえてられないのが悲しい。
記憶力乏しい。