子供時代は犬も猫も飼っている家に居たので
- カテゴリ:家庭
- 2014/08/28 12:01:33
子供時代は近所も含めて犬が猫を飼っている家が多かったので
数件ごとにどこの家の猫、どこの家の犬と言う感じに其の犬達、猫たちと
一緒に育ちました。
所謂顔なじみです。
犬は利口と言うか人間をよく見ていて、転ぶと起き上がるまで心配そうに見ています。
誰も見ていなくてもどこどこの犬に見られていたと起き上がってから気がつくことがあって
大丈夫だというパフォーマンスをして見せると安心して少ししっぽを振って
また鎖につながれた犬小屋のそばで座り込みます。
猫も近所の野良猫か、痩せこけた目つきの鋭い猫の縄張りの巡回かに遭遇したのかが顔つきでわかります。
野良でもかなりの家の住民を把握しているようで
猫の集会で私は自分の家の猫のテリトリーの番人をしている事が解っているようで
子供時代は猫の集会の傍にいても猫は目をつぶってテレパシーで話をしている様で
逃げませんでした。
家猫が集会を開いているのですが、野良猫のイメージを頭に描いて見せると
嫌がって首を横にしました。
嫌だと言うイメージを態度に出しました。
犬や猫と一緒に子供たちも犬や猫をしつける大人と一緒に見て育ちます。
犬や猫も大人に叱られる子供を見ています。
泣いていると慰めによってきます。
怒られた理由も猫も犬も解っている様です。
理不尽に乱暴にされる事は心に混乱を招き生きて行くルールが解らなく育ちます。
やがて社会の混乱の要因になります。
我が家のテリトリーに入り込んだ野良は大怪我をしていたので
我が家のテリトリーに傷が治るまでいる事を許しました。
だが其の間の2週間、決して人間から餌に手を付けませんでした。
人の国に入り込んで働かないで犯罪を犯すか生活保護費で
パチンコや酒を飲んで日がな一日を暮らしているどこぞの誰かたちとは
えらい違いだなと思いました。
野良猫は近所に顔見知りがいて近所をテリトリーとしている野良は
虫や鳥やねずみを捕食して人のこない場所で食べます。
テリトリー巡回と私が学校から帰って来る時に時々顔を合わせますが
お互いにチラ見で通り過ぎます。
我が家の猫の私が守っている(飼い猫たちの猫の集会にも入れない弱虫猫の時です)テリトリーに入ってきた野良は遠くのテリトリーの猫なのでしょう。
よくぞ見つけた他の猫がこない場所と言う所です。
どっちの野良猫も決して人間に弱みを見せませんでした。
野良の凄みがあったものです。
犬にも感情がある事を五感で感じて子供時代を育ちます。
盲導犬には盲導犬のルールがあります。
頭を撫でたい、抱きしめたいと言う感情を抑えて其の連れている人間の体の一部だと言い聞かせます。
いきなり知らない人に抱きしめられたり撫でられると嫌ですよねぇ。
其れはしては行けない事なのです。
それと同じ様にいきなり人に刺されたり、蹴られたりしたら犯罪でしょう。
新しくそう言うルールが盲導犬として犬の特性を利用して人間の為に
作ったのなら人間が其れを破っては行けません。
今でも子供時代に私が転んだ時に立ち上がって私を見ていた目を思い出します。
其れは明らかに私を心配している目でした。
私が大丈夫だよと起き上がった時に飛び跳ねて見せたほうが良いと思った位に。
私は犬猫両方が好きなので盲導犬を見ても思わず散歩に来た犬同様に持ち主に許可をもらって撫でたくなります。
盲導犬には其れをしてはいけないので見ないようにじっと我慢をします。
知らない人にジロジロ見られるのは誰でも嫌なものと其の盲導犬を連れている人の体の一部という
考え方で私は接しています。
刺すなんて考えられません。犬は人間との信頼関係があると人間より遥かに心の優しい動物です。
私は子供時代に泣いていると犬は自分の犬小屋に貯めて置いたビスケットを加えて出して来て
私の前でポトッと落とされた事があります。
叱られて私だけおやつ抜きで泣いていたのを見て其の犬は知っていたのです。
犬は凄いと思いました。
勿論犬のよだれで湿った其のビスケットはたべませんでしたけど涙は引っ込みましたよ。
犬に心配かけてはいけないと強くならないといけないと思いました。