作詞(貢物)
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/08/17 22:14:12
消えた言の葉追いかけられない
煌く 夢の終わり
1
閉め出した記憶 思い出せない
さざめいて冴える 心の海
見えない痛み 押さえ込んだ
鏡合わせに 映るあなた
夢なら 覚めないで
飛び散った 赤い唄が
わたしを 切り裂いて
2
閉じ込めた記憶 思い出さない
ざわめいて揺蕩う 無意識の海
見たくない嘘 押し倒した
鏡合わせに 映るわたし
罪に溺れた
(ラスサビ)
飛び散った 青い嘘が
あなたを 引き裂いて
消えてく 夢の名残
わたしは つぶやいた
*
設定
腹違いの姉妹で、抱きしめられているほうが母親に愛されていた姉。
姉を抱きしめているのが母親に愛されず虐待を受けていた妹。
ほぼ同じ容姿だが、妹は左目が青色のオッドアイ(もう片方は紫)だった。
姉はその逆のオッドアイ。
だが姉は母親に愛されたいがために紫色の目を自ら抉る。
妹にはそれが出来なかった。
妹は母親に愛される姉に徐々に殺意を芽生えさせ、最終的に殺してしまう。
彼女が呟いたのは「ゆるさない」の一言。
いらない設定として、父親は子供に暴力を振るう母親を捨てて行くため、母親は独り身。
母親は家を空けている時間が多く、酒と男に溺れていた。帰って来ては子供たちに暴力を振るう。
母親は自分の特徴だった紫色の目のせいで父親が出て行ったんだと錯覚していた。
妹は結局自分がしてしまったのは、ロクデナシの母親の真似事だと気づき自分に対して「ゆるさない」と言った。
「夢なら覚めないで」が指すのは、殺意を眠らせて姉と接する時間はとても楽しく、優しい姉が彼女自身大好きだったという思い出。
あくまで個人的に考えた設定なので、公にする気は無いです。
でもそのうち静止画を何枚も描いて動画としてアップすることを検討しても面白いかな、なんて思っています。
今回は半分成り行きでこのような形となり、なんとお礼を言って良いやら……。
拙いですが、よろしくお願いします!