ドラマ【信長のシェフ】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/08/16 16:42:27
【感想】今回は面白かったです。というか、やっとこのドラマのノリに慣れてきたのかな?w シーズン1でも慣れるのにしばらくかかりましたが、どうやらそれを忘れていたようですw 高嶋弟演じる信玄と、竹山演じる家康がとてもいいですね。高嶋弟は今やこういうキャラをやらせたら右に出る者はいないくらい、成長しましたね~。正統派の主人公から、ドクターズで見せたような滑稽な三枚目、そしてこういう大仰な役まで、何でもこなしますね。逆に言えば存在感がありすぎて、主役を食っちゃうところが難点か。とにかく昨今の信玄役者の中でもかなりイメージに合う方だと思います。ただ、いくらなんでも三方ヶ原で家康を直接殺そうとしたりはしてないですよね~w 軍は最強だったかもしれませんが、この頃の信玄は死期も間近でかなり弱っていたはずです。家臣に守られ、自ら討って出るようなことはなかったかと。そして、竹山の家康が凡庸な感じなのもいいですね~w ただ家康ってもっと理知的なイメージがありますよね。竹山は自分に役者のような演技力があるとは思っていないようですが、彼ならそういう演技もできると思うのです。ただ、この時期の家康はまだ信玄の手練手管に乗せられてしまうくらいの、青いところがありました。なので今の家康は、ああいう感じでいいと思うのです。できればあの有名な三方ヶ原の後に描かせた絵のエピソードもあればよかったですね。味噌が入った飯玉が出てきたので、てっきり「こ、これは味噌なんだからね!」というエピソードもあると思ったのですがww 信玄が家康を直接殺そうとしたのはまぁ架空のエピソードですが、何故この時信玄はケンに止められて思い留まったのでしょう。ケンが歴史という言葉を持ち出したため、意図を汲み取れず躊躇してしまったのでしょうか。その後城に逃げ帰った家康は、本当に空城計で追撃しようとする武田軍を退けたそうですね。「あえて大手門を開き、内と外にかがり火をたかせ、太鼓を叩かせた」そうですが、かがり火にフランベを利用するとはw そして、三方ヶ原では散々だった家康ですが、信玄が急死してからは持ち前の策略家らしさを発揮、伏されていた信玄の死に感づき、確認するように武田方を攻め、その死を確信したようです。そしてゆくゆくはかの有名な長篠の戦いで雌雄を決するまで徳川vs.武田の戦いは続くわけですが、ケンは今度は京に出向させられるようですね…w ドラマではやたら本能寺という言葉が出てきますが、本能寺の変が起きるのは10年後くらいで、まだ光秀も翻意などまったく抱いていない時代です。この頃光秀は京都奉行のような立場にあったようです。光秀というと、つい最近まで軍師官兵衛で光秀を演じていてた小朝のイメージが拭いきれませんが、そちらに比べるとこちらの光秀はえらく涼しげなイケメンですよねw