☆誘拐報道
- カテゴリ:映画
- 2014/08/16 00:07:29
かなり前に実際に起こった事件をもとに作られた映画です。それだけに生々しくすごい迫力を感じる作品でした。
こんなことは映画の世界だけにしてもらいたいものですね。
【スジ】
私立学園一年生の三田村英之(和田求由)が下校途中に誘拐された。そして身代金として三千万円を要求されるのであるが、命に関わることなので警察から“報道協定”の要請が入る。やがて、被害者の両親(岡本富士太、秋吉久美子)に指示があり、緋沙子が一人で川原に行くと、英之の学帽とランドセルが置かれてあった。
その後、犯人古屋数男(萩原健一)から今日中に金をそろえるように電話があり、この知らせに新聞社は色めきたった。
しかし、古屋は断崖の上から布団袋に入れた英之を投げすてようとするが、密漁者たちがいるためにできなかった。その足で古屋は実家へ寄り、再び英之を殺そうとするのであるが、袋の中から「オシッコ」と訴えられオシッコをさせたことをきっかけに殺意はなくなってしまった。
ところで、古屋はやくざ(中尾彬)に喫茶店を騙し取られて借金を背負っていた。そして妻(小柳ルミ子)は造花工場で働いているのであるが、気が弱いくせに見栄っばりな数男は娘の香織(高橋かおり)を私立学園に通わせていた。その香織と英之は同じクラスで仲良しだったのだのである。
財布を落とした古屋は焦っていた。身代金の受け取りに喫茶店を指示したのであるが、危険を感じて店に近づけなかった。さらに英之が体調を崩し始め、ますます古屋は焦るのである。そして、最後の指示を出し身代金を受け取りにいくのであるが、張り込んだ刑事たちの姿を見つけ断念する。翌朝、路上に停車して呆然としている数男が逮捕された。
その後、警察は犯人の自宅を捜索したところに、報道機関が詰めかけ、家に身を潜める家族に「被害者に謝れ」と罵声を浴びせる。やがて静かになったので妻と娘は家を出ようするのであるが、張り込んでいたカメラマンにフラッシュを浴びせられる。そして、
「うち、お父ちゃん好きや」
(涙の出そうな一言でした。)
特殊警棒もった
警備員のってるけど
動きおそいから
すぐとられるね。