Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【HERO】

HERO
フジテレビ 月曜夜9時~
【あらすじ】京都地検の中村美鈴という女性検事が事務官の小金沢を伴い、城西支部を訪れた。彼女は以前城西支部に勤務しており、久利生遠藤末次らにとっては懐かしい仲間だった。宇野が担当の健康器具詐欺の被疑者・土井垣の被害者が関西にも多数いたため、その取調べを行うための出張だった。一方久利生はマンホールの蓋を盗もうとした飛田という男を取り調べることに。飛田千佳の顔を見ていきなり声を上げる。彼は千佳と知り合いだと言うのだ。

【感想】今回はマタギなし。そのせいか視聴率は今までで最低だったようです。もう最初から最後までマタギでいんじゃないですかね。多少内容は間延びしたものになっちゃいますけど。といっても18.7%という数字は立派なものですけどね。さて、今回はシーズン1のレギュラーだった中村美鈴の出演が、ファンには大きな話題でしょうな。ですがシーズン1を見ていない私にとっては、単なる棒女優。大塚寧々ってほんとにいつまでたっても演技が上達しないなぁw あと、確かにキャラが吉田羊とかぶるね。強気な女性が好きな末次が、前に好きだった美鈴と、今好きな礼子との間で勝手に揺れ動いていたのは面白かったですけどね。それから、美鈴にすっかりお株を奪われた挙句、好きな千佳が元ヤンだとわかり、壊れてしまった宇野も面白かったですねw 久利生と同じ格好をしてきたのは、千佳が久利生に惹かれていると思ったからでしょうか。実際どうなんでしょうね。千佳はたまに久利生の言うことにクラッときてるような気はします。しかし久利生も過去にいろいろあったようだし、この手のドラマの主人公とヒロインは大抵結ばれない、結ばれるとしたら最終回かその後という法則がありますからね。そっちはあまり期待してないですw さて、今回テーマとなったのは、マイルドヤンキー。今年からいきなり台頭し、あっという間に世間に広まった言葉です。流行語大賞取りそうな勢いですな。マイルドヤンキーという言葉がこうも爆発的に広まったのは、二面性がある言葉だからだと思います。学校を卒業しても地元に残り、地味な地場産業に就き、幼なじみや同級生たちとつるみ、若くして結婚する、あまり上昇志向のない若者たちのことを指しますが、地方と都会とでは、まったくこの言葉の意味することが違うように思います。地元に残る若者、つまりマイルドヤンキーと呼ばれる人々は、この言葉を誇らしげに使います。ただ、地元に残ったからといって、イコール元ヤンというわけではないですよね。wikipediaで調べたところ、マイルドヤンキーはパラサイト率が高いなどと書いてありましたが、親とともに暮らし、家業を継ぐ生き方は、都会田舎関係なく、古来より行われてきた日本の普通の暮らし方そのものです。自分たちをマイルドヤンキーだと思っている人々には、ちゃんと親の面倒を見て、家業を受け継ぎ、地方経済の活性化に役立っているという誇りが感じられます。一方、家を出て都会で暮らしている人々が使うこの言葉には、トゲが感じられます。パラサイト、学歴の低さ、上昇志向のなさを嘲っているかのような。ただ、家を放り出し都会に出る習慣の方が、ずっと歴史が浅いです。それが今、情報発信地の中心である東京に住む人々こそ一般的な日本人であるという常識の遷移により、昔ながらに家に居つく若者を異端と見なした挙句、バカにする傾向にあるのではないかと思うのです。しかしそれは、自分が自由に生きるため、故郷を捨て、親を捨てた負い目の裏返しではないでしょうか。そして、自由に生きるためにいろいろ捨てたのに、言うほど幸せじゃないことに、引け目を感じている人も多そうです。だから、どちらかというと楽な行き方を選んだマイルドヤンキーを下に置くことで、自己の優位性を保っている。結局はそんな感じですかね。もちろん都会に出て成功した人もそれなりにいるでしょうが、そういう人たちにとっては、都会に出ても貧乏暮らししかできないような人も、見下しますからね。あくまで一般論ですよ。一般論。私だって都会に出ていたら、この言葉を軽蔑をこめて使っていたかもしれません。ドラマでのマイルドヤンキーの扱い方も、かなり酷いものでした。というか、窃盗や殺人をやったとなると、もうマイルドとは言えませんねw しかも地元にいるわけでもないですから、マイルドヤンキーとは完全に別物だと思います。

アバター
2014/08/06 11:23
前述の通り私は前作を見たことがないので(SP、映画も含め)、
前作と比較してどうとか言えないのですが、今まで10分延長でやってきて、
今回初めて55分だったので、そのせいもあるかもしれません。

> ・千佳のことをヤンキー、ヤンキーと馬鹿にしたように連呼していたこと。
これは、ただ単にからかって遊んでただけでしょうねw

> ・犯人がとび蹴りをしていたとの目撃だけで、飛田を滑り台窃盗の犯人と断定したこと。
私もこれはちょっとあれ?と思いました。ですが目撃者がいたということを示唆したのなら、
まぁそれもありかなと。ただ、何故この殺人事件と滑り台盗難事件が結びつかなかったのか、
そのへんが疑問でした。

> ・千佳が襲われて怪我でもさせられていたら、ただじゃおかなかった
どこに逃げようが誰にかばわれようが草の根分けてでも探し出し罪をつぐなわせるぞ
という意味ではないかと思って見てました。どんな事件でもそれはすべきことなんですけどね…

マイルドヤンキーについては、地元就職者に元ヤンだった人が多いということなのだと思います。
私のように地元にいながらも若い頃ヤンキーとはまったく無縁だった人も多いと思うので、
全部が全部これに当てはまるとは言えないと私も思います。
千佳は言葉の意味をあまり知らずに使っているような感じですね。
ひょっとしたら脚本かもあまりよく知らずに使ったのかもしれませんねw
アバター
2014/08/05 19:52
今回の話もそうなのですが、シーズン1ほどの爽快感が感じられないですね。
軽妙な掛け合いと久利生の決めセリフに重きがおかれ、検事ならではの内容が薄く感じます。

アンチキムタクではないですが今回はちょっと以下が気になりました。
・千佳のことをヤンキー、ヤンキーと馬鹿にしたように連呼していたこと。
・犯人がとび蹴りをしていたとの目撃だけで、飛田を滑り台窃盗の犯人と断定したこと。
・千佳が襲われて怪我でもさせられていたら、ただじゃおかなかったと言うが、何をするつもりだったのか。

マイルドヤンキーが流行語になっているとは知らなかったです。
wiki見ましたが?です。マイルドヤンキーという命名に違和感です。
ヤンキーと言えば暴走族などの武闘派で荒くれ者というイメージがあります。それをマイルドにしたとしても
wikiの定義にはならないと思います。wikiの定義はただ単に地元就職者にありがちな人たちに思えます。

ドラマでは千佳が自分のことをマイルドヤンキーと言っていて、これは単純にマイルドなヤンキー
(ヤンキーの集団にはいるが喧嘩などはしないおとなしいヤンキー)の意味で使っているのかと思います。



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