線香花火
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/29 16:52:16
河原であなたとした
花火遊び
線香花火が嫌いだった
ポトリと落ちるその小さな火の玉
それが怖かった
こんな風にあなたの愛も
落ちる時が来るのかしら
そんな瞬間が怖かった
あなたを信じていたけど
小さな愛が落ちるのが怖かった
小さな愛をはぐくんできたけれど
私の中では大きかった
熱いほどに大きくなったそれは
あなたには見せないけど
心の中の中を占めていた
勢いをつける花火は
ちょっと怖くて
あなたと一緒に手に持って
火をつけていた
二人の愛がそうなるようにと
小さな火花を散らす線香花火
その命の散りゆく前に
精いっぱいの光を灯す
それが分からなかったのは
私の小さな心のせいか
あなたと手をつなぎながら帰る道
もう線香花火は怖くない
二人が寄り添っている限り
火花は美しく燃える
たとえそれが落ちるとしても
熱くても受け止めるだろう
それがあなたの精一杯の愛だから
私も小さな玉を燃やそう
あなたが受け止めてくれる
それが人生の終わりだとしても
ありがとうございます。
果敢なさを持った花火ですね。楽しい花火遊びの一番最後に演出をするのでしょうか。
花が一輪一輪咲いて行くようで、その火花が美しかった。
線香花火の思い出は、案外あるんじゃないでしょうか…。
怖くないの~。
足の上に落しちゃだめだよ。
穴があいちゃうからねー。
案外怖いんだよーww
ありがとうございます。
そうですね。大切にしたい小さな明かり。
小さな小さな愛でも、育んでいけば、落ちることもないのでしょう。
お互いに助け合って、火花を散らし続けるのでしょうね。
いい恋ですね。
最後だから・・・ よけいに 果敢無さを感じますよね・・・。
最後の残り物^^ でも やりだすと 小さいながら 可愛い火花を散らして・・・。
玉を落とさ無い様に 頑張って長さの競争をしたのを 思いだします^^
夏に付き物の 花火ですが 最近してないなぁ・・・。
燃え終わりの玉が落ちない時もあります。
そんなやさしさを互いに育めるような人を見つけたいと思います。