告白
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/24 08:57:14
あなたからの告白
なぜ断ったんだろう
私もあなたが好きだったのに
心に嘘をついた
悲しい目をしたあなた
そのまなざしは去っていく私を見ていただろう
背中に痛い視線を感じた
夏の日差しのような熱い視線を
遠くに行きたかった
あなたから遠く離れて
きっと彼女が慰めるだろう
それはわかっていた
想いが宙に浮いている
あなたのことはいつだって見ていた
でも彼女も見ていた
恋していることは知っていた
こんなことであなたに愛情を告げることになるなんて
こんな風にさよならを告げるなんて
きっと私は愛の神様から
見放されるだろう
いつまでもいつまでもあなたのことを
忘れないだろう 私の心は
もうこれまでのような関係にはなれない
それもわかっていたことなのに
あなたから離れて 私は
どんな風に歩くのだろう
この足で地面を蹴るように強く
抵抗するように強く蹴るのだろう
ひとりぼっちになって
心が空になって
あなたを裏切って
きっと深い穴に落ちていくのだろう
そんなことがあったのですね。
彼の、「俺から逃げたよね」の一言は辛かったでしょう。
でも、それが結論なのかもしれませんね。
いつか本当の恋ができる、愛する人ができる。
そのワンステップだったのかもしれません。
なによりそれで今の私がある。
地に足をつけて、きっと歩いて行くのでしょう。
私もこの詩のような経験があります。
その恋は、やはり彼女と彼が恋愛関係でなければ成立しない恋でした。
所謂三角関係でしたが、関係が続いていくにつれて、
どんどん私は擦れてしまったようで、純粋な気持ちも最後は朽ち果ててしまってました。
あんなに好きだったけど、これ以上もこれ以下も無い関係。
彼への気持ちが言葉で言い表す事が出来なくなった、全て言い尽した時に、
自分はもう彼が好きじゃないと気付きました。
ずっと好きだったけど、2人でいてもやはり彼女の彼であって、
彼女の彼に私は恋をしてたんだと今は思います。
どんなに好きと言われても、彼女の存在は拭い去れなかった。
ただただ、疲れて行く関係にお互いが同時に終止符を打ったのですが、
最後に言われたのが、本当に彼女と別れて私だけど思った時に、
君は俺から逃げたよね?と言われました。
そんな時があったんなんて知りませんでした。
好き過ぎて空気も読めなかった。周りがみえてなかった。
ただただ彼女との関係が続くなら私も彼と一緒に居られる。
そんなことしか頭になくて、横恋慕のタイミング見逃しました。
終わりはもちろん悲しかったけど、重たい荷物をようやくおろせた感じで、
何か先に光のようなものを見たような気分になったのを記憶してます。
とても長い恋でしたが、結構あっけなく終わって。
こんなもんだったんだな~って、やることは全てやり尽くした。
彼を失った自分が、私もどのように毎日朝を迎えるのか?
虚無感で一杯にならないだろうかなんて考えたものですが、
若いだけに全力を出し切った恋だったのか、妙にスッキリしてすぐ立ち直れたもんです。
自分で自分を納得させた理屈は、彼は私では男性としての幸せを見いだせなかった。
この一言です。けど、彼女はそれが出来る人だった。私と彼女の差がこれです。
この恋で一番学んだことだったかもしれません。長い長い恋でしたが、
今となっては覚えてるのはこんなものです。
ありがとうございます。
そんなにも好きだったのか。自問自答してるんでしょうね。
彼女の想いが強かった。それを知っていた。
悲しい別れなのかどうなのか、はっきり分かってこそ、この詩なんでしょうね。
彼女は私の親友だったのかしら?
そんなにも好きなのに、あきらめなければならないのかな。