告白
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/23 09:50:37
告白をした時の私は
ドキドキしていて顔が赤かったんだろうな
答えが怖くて
その場から逃げたかったのに
「ずっと好きだったんです」
あなたは困った顔をしていて
やっぱりしなきゃよかった
友だちでいられたのに
これからどうしよう
じゃあまたと言って去って行けるのかしら
答えを探しているのかしら
あなたの目が泳いでいる
ごそごそとポケットを探って
鍵を取り出すあなた
キーホルダーを外して
鍵をポケットに入れる
「これでいいかな
今度ちゃんとしたものを買ってあげるまで」
え、何なの?
これってどういうこと?
渡されたキーホルダー
イルカの模様がついた茶色の革
あ、あそこの水族館のものね
あなたは誰と行ったのかしら
「かんぐっているだろ
友達と行ったんだよ
付き合っている人なんかいないよ
だって僕もね…」
「僕から言わなくてごめんね
辛かっただろ
ずっと見ていたよ
君だけは特別さ」
嬉しいってこんなことかしら
涙が出ちゃう
笑顔が出ないの
だってこんなことってない
はにかむ私を探るように見て
そっと手をつなぐ
あなたの手が暖かい
ちょっと汗をかいてる私の手
あなたの笑顔も悲しい顔も
ずっと見ているわ
だって好きなんだもの
どんな顔をしていてもね
ありがとうございます。
こんなことが現実にもありますよね。
ほっこりした気分になられたら幸いです^^
ありがとうございます。
かわいくていいですよね。
私にもこんな時代があったのかな~?
ありがとうございます。
あー、身抜かれたかな?
私もふられたんですよ~。
なかなか、一筋縄ではいかないですよね、片想いって…。
ありがとうございます。
かわいい季節っていいですよね。
ほんの短い時だけど、気持ちだけはいつでもかわいく持って行きたいですね。
ありがとうございます。
ほろ苦い体験ですね。それが青春なのかな~?
でも、そのときのドキドキはいつも持っていたいですね。
ときめく心はいつだって大切だから…。
そして
その勇気が報われないことの方が
多いのかな?
して後悔した方がいい。
まさに私が少年期を後悔している時代のことです。
渡した鍵は想いの詰まったカセットテープと一緒になってポストに返却されていました。
いつの頃だったろう・・・