夕暮れの海岸で
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/22 09:23:13
いよいよ夏の到来
彼と何をしようか
どこに行こうか
楽しみは膨らむけど
お休みが合わない
休日には彼は大忙しで
いつもポツンと一人きり
たまに会うお休みの日でも
あなたは疲れていそうで
部屋においでと言って寝てしまう
こんなはずじゃなかったのに
学生時代のように遊びたいのに
選んだ仕事だから
しかたないけれど
やっぱり淋しい
くしゃくしゃの髪で寝ぼけ眼で
「さて、どこに行こうか」
もうこんな時間よ
どこに行こうというの?
運転も危ないわ
「もう少し寝ていて
夕ご飯を食べに行こう」
本当は海を見に行きたいけど
明日もまた仕事だし
わがまま言えないしな
「いいよ、もう
たくさん寝たから
それじゃあ海を見に行こう
大丈夫、運転できるから」
明日は大丈夫?
陽が沈むころ
二人で砂浜に座って
こんな時間を待っていたの
あなたは知っているかしら
前ばかりを見ているから
いつかは二人
時間が合う頃になったら
こんな夕日をまた見に来たいね
そうしたら言葉もいらない
流れる時間がいとおしい
「もう帰ろうか」
「もう少しいよう」
お腹がすいてきちゃった
クスッと笑う私に
あなたは気づくかしら
弟は元気に、プールで遊んでますw
ありがとうございます。
そうですね~。なかなか会えないって、寂しいものですよね。
心では思っていても、口には出せない。
そんな心の奥底が、その時には言えないものですね。
自称繊細なのにこういう時に限って鈍感になっちゃうんですよね。
イタタタタ