☆下痢について その2
- カテゴリ:美容/健康
- 2014/07/10 00:08:18
今回は慢性の下痢のカキコをします。慢性の下痢は急性のものと異なった症状が多く、腹痛を伴わないものも多いのですが、長引くことが多く、治療も時間がかかります。
①炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)
潰瘍性大腸炎は30歳以下の若い人に多いと言われています。原因は不明ですが、自己免疫異常や心理的な原因が疑わしいと言われています。これは読んで字の如く、大腸に潰瘍が多発し、慢性の下痢(血便)が続きますが、腹痛はあまりありません。
また、クローン病も主に若い人に起こる原因不明の病気です。これは潰瘍性大腸炎と違い、小腸、大腸どこにでも起こりますし、通常は腹痛を伴います。機序は腸に小さいポリープの様なでこぼこ(肉芽腫)が多発することによります。
どちらも診断は大腸内視鏡でおこないます。また、治療は、免疫抑制剤やステロイドホルモンを使用しますが、重症の場合、手術が必要だったり、点滴のみで食事が出来なかったりする場合もあります。消化器内科専門医の管理が必要になります。
②過敏性大腸症候群症
原因になる明らかな病気が無いのに、下痢と便秘を交互に起こすことがある病気です。不明な点が多いのですが、精神的要因が大きいと言われています。そのため、不安や不眠、動悸などを精神神経的な症状を訴える場合が多く、ストレスで症状が悪くなります。治療はお腹の運動を整える薬はもとより、精神安定剤や、心療内科的治療も必要となります。
③慢性膵炎
胃を中心とした腹部や背中の痛みを伴います。また、消化酵素の分泌の関係から、飲酒後や脂肪分の多い食事の後に下痢することが多くなります。その原因のほとんどがアルコールによるものと言われています。
治療はそれぞれの症状に対する内服薬と安静ですが、根本的に治すことは出来ないとされています。予防のため、お酒の飲み過ぎには注意しましょう。
凄く知識もあるし、私から見たら
頭もかなりいいのでは?と思います。
失礼しました。