7月7日の河童
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/07/07 20:20:59
昔し昔し~ある秦〇の河童達に金目川の河童名主から召集がかかった!
この静かな秦〇の川と言う川の河童達には緊張が走る!
なにせ~徳川の御代になってから長らく平和で名主の招集なんかあった試しが無い。
秦〇の川に住む河童達は金目川の河童名主の屋敷に集結したのだ!
そして名主の話しをきけば驚愕せずにいられなぃのだ。
その話しって言うのが・・・
人間の男の子を1人殺せってとんでもな話しだったぁ!
「人間の子供の尻こ玉を抜けって言うんだわ~」っと、名主さんは困ったように言う。
「この徳川の御代にですよ。先祖時代でも無いのに、よりによって尻こ玉なんか抜く河童なんかいないでしょ?!」っと言ったのは大根川の河童だ。
「そんな野蛮河童なんかいないですよ!」と言うのが集まった河童達の総意だった。
だけど・・・・名主河童は続けた
「ワシだってそう言った。でも上の上の方からのお達しでぇ誰かが人間の子供を殺さなきゃならん・・・困ったぁわ」
ココで河童の皆が首を捻った。
何でも名主の話しでは人間の子供は男の子で、生まれた時のさだめで7歳の7月7日に川で河童に殺されて死ぬのが運命づけられてるらしいのだ。
善波川の河童は
「河童に殺されて死ぬなんて昔しも昔しの河童時代ですよ。このご時世で人間でも子供は殺せないでしょ」
最もな意見に皆が頷いた。
「そうかなぁ~」善波川の河童に水無月川の河童が意見を出した。
「水無月川さんあんたは子供を殺せるんかい?」と、善波川の河童が言うと
水無月川の河童は
「そもそも、基本が違ってませんか?って言うんですよ。相手は子供でも人間なんですよ!」
そう言われて皆がうなった!
だって人間てば凶悪生だよ!
人間は河童が怖いって言ってるようだけど・・・本当はどうよ?
河童なんか居るとわかったら捕まって見世物よ~♪
今まで河童は住家を追われたり、捕まって殺されたりって人間にかかわるとロクな事が無い!
「相手は子供でも人間だってコトは殺すつもりで殺されかねないって言ってるですよ」水無月川河童にそう言われて河童達は長く沈黙した・・・。
この長い沈黙を破ったのは一匹のGブリだった!
どこからかGブリがカサカサカサカサカサカサカサカサ・・・・っと河童の会議場で歩き回ったからさぁ大変!!
「殺虫剤もって来い!」
「草履で叩けぇ!」
「私はGブリはだめだぁぁぁ!」
逃げ回る逃げ回るぅぅぅぅ河童達ぃぃぃぃ!!
阿鼻叫喚のなかで一匹だけ・・・
葛葉川の河童だけ落ち着いていた。
Gブリはコレは自分に対する挑戦と受け取って・・・触覚を葛葉川の河童にむけた。
そして瞬間に勝敗は付いている。
葛葉川の河童は近づいてきたGブリを素手で叩いていた!
コレって先祖帰り河童と違うか?
Gブリ叩いて潰して握ってるよ葛葉川の河童!
この文化河童が闊歩するご時世でぇ~
葛葉川の河童さん原始河童スカ?昔し河童?
河童衆が息を飲んで葛葉川の河童を驚愕の目で見つめる中・・・・
葛葉川の河童は一言
「おっ、こいつ生きてるぜ」と言うと
Gブリをブチっと握りつぶした!!
ひぇぇぇ!!
河童衆は葛葉川の河童から逃げていた・・・orz
「で、父ちゃんが人間の子供を殺すことに決まったんかよ」葛葉川の河童が家に帰ると奥さんに言われた。
「なんか庄屋さんにあんた殺んなさいって言われた」父ちゃん河童は言った。
母ちゃん河童は
「人間は子供だって危険なんだ!どうすんだい?」言うと
「なんか上の上の命令で逆らえないっさ。葛葉川から夜逃げでもすっかな・・・ハハハ」河童父ちゃんは力なく笑った。
「葛葉川から夜逃げ!!冗談じゃ無いよぉ!今の寺子屋から転校になっちゃうじゃん!」子供河童のコロが言った。
「転校どころじゃ無いよ。川から離れたら私ら河童は干上がって河童家族じゃ無くってミイラ家族になっちゃうよ」
母ちゃん河童が言った。
家族でド暗くなっているとコロ河童家の玄関ベルのケロロがけたたましくゲコゲコ鳴いた!
「こんな時に誰か来たねぇ~」ってコロ河童がお客さんの居る玄関へ出ていってる。
玄関には河童庄屋さんと白いお髭の爺さんが立っていた。
コロは大きな声でぇ
「母ちゃん!白い髭の爺さんと庄屋さんが来たよぉ~!」と吠えた。
河童庄屋さんが来たと聞くと河童父ちゃんと河童母ちゃんが急いで出てきた。
そして母ちゃんは言った
「庄屋さん酷いじゃないですか!家の父ちゃんに人間なんて危険生物ぅ殺せないっですよ!」
「あぁ~その話しなんだが・・・殺らないで良くなったんだ」って言う。
「えぇぇぇ!!」ビックリじゃ~ビックリじゃ~
「ワシは氏神じゃ」
白い髭の爺さんが唐突に言った!
勿論ん~・・・・・無視したコロ一家だった。
「殺せとか殺さなくていいとかなんなんすか?」って河童父ちゃんが庄屋さんに聴けば~
「おや?殺したいんがね?なんてとぼける庄屋さん。
「殺したいとかじゃ無くってぇ~どういう訳なんすか?」
「ワシは氏神じゃ」
「白髭の爺さんうるさいねぇ~今は忙しいんだから・・・」母ちゃんは続けて
「今は、取り込み中なんだよ爺さん!すこしゃ静かにしとくんなさいよ!」と言い返した!
白い髭の爺さんは少しひるんだ・・・
ひるんで隣の庄屋さんの肩を叩いてる。
庄屋さんは氏神様の方をむくと
「氏神様、ここの父ちゃんはGブリを素手で握りつぶす河童ですわ」って言った。
「Gブリを握りつぶす!恐ろしぃ」氏神様は言って、そのまま帰っちゃおうかと思ったが帰れなかった。
帰れなかった訳は・・・黄色いモコモコの小さいが凶暴な生き物が氏神様の着物に噛みついていたカラ。
この時、氏神様が着ていたのは和紙の紙子の着物で・・・そこに小さな黄色いモコモコの生き物が食らいついている。
「なんだいピコ、お前ぇ紙を齧るの好きだね」ってこともなげに河童母ちゃんは言った。
「この凶暴な黄色いのは何ぞ?」って氏神様が言うからコロは怒った!
「小鳥だよ!黄色いセキセイインコ!」って言う。
氏神様が着物に付いたピコを氏神様は手で払ったらぁピコ戦闘体制!
飛び上がって白い髭に飛びついたからサア大変!
氏神様の鬚にピコは絡まっちゃって「ケーケー(助けろ~)」鳴くけど~引っ張っても絡まっちゃってるから氏神様は髭が引っ張られて痛い!
怒る怒る氏神様ぁ!
そこでコロは氏神様の鬚をハサミでチョッキン!切ったよ。もう氏神様は痛くない。怒んない?
ただ氏神様は茫然・・・としてた。
不味いと思ったが庄屋さんは話しを続けた。もう氏神様は無視だね。
何でも7歳の7月7日に川で河童に死される運命の子の父親が葛葉の泉の祠に貢物と拝みに来てるらしい・・・
祠の氏神様がこの白ヒゲの爺さん♪
「私らがこんなに酷い思いしてるのにこの爺さんには貢物カヨ!」って父ちゃんが言ったら・・・
「ワシは氏神じゃ。死ぬはずの子供の親から餅もらってきてる。迷惑料じゃ」
沢山の餅を前にした河童家族だか・・・怒っていた。
大変な思いをしたのに餅でごまかす気だ!
「こんな餅は返すわ!人間の子供には何の恨みつらみも無いが沽券に関わる!殺る!」って父ちゃんが言った。
「あっソレはムリじゃ」氏神様が言った。
「この黄色いのが餡子餅に乗っかった食ってる!喰ったもんは返せまい」
ピコにかかっちゃ沽券も何もあったもんじゃ無い。
人間の子供は死ななくて良いコトになったけど~寿命を書き直さないとダメで
そこでコロが一言
「河童に殺されるってコトは無かったことでぇ~」
「7(な)4(し)で74歳」つうコトで落ちだにょ
『当選にゃん♡』
にゃんはお友だちの
訪問13万人超え懸賞に応募したにゃん♡
13万人の訪問はすごいにゃん!
にゃん! にゃん! にゃん♡
当然応募者もえりゃ~多いにゃん!
激戦だったにゃん!
にゃん! にゃん! にゃん!
にゃんは奇跡の当選にゃん♡
すごいにゃん♡
にゃん! にゃん! にゃん♡
にゃ~~んと
探偵愛用のバイクを貰ったにゃん♡
嬉しいにゃん♡
にゃん! にゃん! にゃん♡
にゃ~~ん!
にゃんは免許がにゃ~にゃん!
バイクに乗れないにゃん!
困ったにゃん!
にゃん! にゃん! にゃん!
ありがにゃん♡
にゃんはご機嫌にゃん!
不定期訪問のお返しいつもごめんなさい^^;
8月もどうぞよろしくお願い致します✿^^
今日はかき氷の日なんですねっ!
ステキ&水遣りお届けです✿
コロポックル様にとってステキな一日でありますように~*
ありがとうございます~^^
笑わせていただきました^m^
コロさん特別出演にピコちゃんに^m^
尻こ玉???でググっちゃいました^^
流石コロさん、楽しい昔話ですね^^
しっかり、落ちまでつけているしwww
河童がいた時代に74歳とは、かなりの長寿ですな♪
寿命書きかえられて安心しました♪
やっぱしめでたしめでたしで終わってよかった^^
河童が出るかと 夜 川渕を歩くの怖かったしね^^
氏神とか偉ぶる者にも恐れない。。恐れる間もない展開も面白いねw
河童の住む沼 富士山の裾野 木も多く 桜も満開 食料の芋もいっぱい
ひなたぼっこの 板の橋 住み心地満点
こんな場所に 平和に住めるなら 河童になってもいいわ^^
河童さん奥様がいてうらやましいです
河童父ちゃんたくましい!ピコちゃん最強!
ニコで怖い事があったので数日間伝言板閉めてますが近日中に復帰予定ですm(_ _)m
ピコちゃん活躍(*´ω`*)
いやぁ、父ちゃん殺るのか?やっちまうのか?とハラハラしましたw
お部屋のほうがとってもきれいな風景になってますが
よくみるとおイモがいっぱい!
しかもメガイモばっかり! 大豊作ですね。
Gを素手で殺せる勇気って今の日本では貴重ですっ!
Gなんてただの虫のはずなのに、目の前に現れるとなんであんなに怖いんでしょう・・・(-_-;)
愉しかったです(^_-)-☆