☆下痢について その1
- カテゴリ:美容/健康
- 2014/06/18 00:04:18
簡単にいうと、下痢は腸の水分吸収が障害されることによって起こります。これには急性と慢性がありますが、今回は急性のものを中心にカキコします。
急性の下痢は突然起こり、多くの場合腹痛を伴います。
①感染性下痢
細菌、ウイルスや寄生虫などの病原体によるものです。極端な言い方になりますが、食中毒と伝染病が含まれます。つまり、感染性下痢とは、病原体の作用により、胃腸の粘膜に炎症をおこすことがその発生の機序になります。
比較的症状は激しいものが多くなり、家庭での対処は困難なものが多く、疑わしいものはすぐに病院へ行く方がいいでしょう。
②非感染性下痢
非感染性下痢には、食べ過ぎ、飲み過ぎ、特定の食物によっておこるアレルギー性のもの、抗生物質などの薬剤によるもの、腸の血管の動脈硬化によるものなどがあります。
A食べ過ぎ
これについての説明は要らないでしょう。早い話が、消化力を超えて摂取すると、胃腸がうまく働けなくなって消化不良をおこします。
B飲み過ぎ
アルコール摂取は腸内細菌のバランスを崩すことにつながり、そのために下痢が起こります。また、過度の摂取ははやく対外に排泄しようと身体が反応するためです。
C食物アレルギー
アレルギーとは簡単に言うと、過剰な免疫反応です。つまり、生体にとって邪魔なタンパク質は外敵として攻撃されますが、その反応が過剰になったものです。
特定の食物を外敵とみなすわけですから、はやく体外に排泄しようとして下痢が起こります。原因となることが分かっているものは口にしないでください。
D乳糖不耐症
乳糖は牛乳に含まれています。ところが、腸内に乳糖を分解する乳糖分解酵素が乏しく、乳糖を十分に分解する能力がないと、乳糖によって下痢を起こします。ある調査では、年齢の増加にともない発生頻度が高くなるとしています。
乳糖不耐症の人は、乳糖を十分に消化できません。この未消化の乳糖が、腸に対して機械的な刺激を与えたり,微生物のバランスを崩し炭酸ガスを発生させたりします。その結果下痢が起こります。
E薬剤によるもの
下剤が効きすぎるものから、抗生剤によって腸内細菌に変化が生じて起こるものまで様々です。薬剤による下痢は厄介なこともあるので、ご注意ください。気になる場合はすぐに医師などにご相談ください。
F虚血性大腸炎
大腸の血管が詰まったり、狭くなったりして起こる病気です。老人で、動脈硬化や糖尿病を患っている人に多く発症します。診断は簡単ではなく、治療は手術を必要とすることもあります。
息子が朝牛乳飲むと
下痢になります。