中身より、箱が値打ち!
- カテゴリ:仕事
- 2014/05/27 19:36:19
市の土木工事部が、嬉しそうに持ってきてくれた、
先日の「中央構造線」岩出断層のサンプルでしたが、
まあ、どんな貴重な資料でも、畑違いの作業では、
ズダボロになる・・・という、実験みたいなモノでしたね。
山腹崩壊などの露頭を、資料として残す場合、
まず垂直に地層を露出させて、
型にはめて、慎重に剥ぎ取ります。
その時、表面を固着させ、崩れないようにするのが鉄則ですが・・・。
工事のときに、ユンボで削って、
ガッサリ、放り込んで来ましたぜって・・・あなた。
これ、どーみても、ただの土くれ。
しかも、天地さえ分からない大雑把さでは、
いくら貴重な中央構造線でも・・・ただの粘土層のズダボロ標本ですよ。
しかも、かなり長く放っておいたのか、乾燥して崩れています。
どうしろって言うのよ。
そんなに嬉しそうな顔してるとこ見ると、
持て余して、邪魔者扱いにしていましたねー。
やれやれ、清々したと思っているのでしょう。
あんたたち、なんでも研究室に放り込めばいいと思ってからに。
午後に県立博物館に、持って行きましたが、
みんなで、「どーせーっちゅーんじゃ」とひとしきりぼやいて、
捨ててしまおうかってことになりました。
そんなもんです。
データが正確でない資料は、
ただの土くれ、貴重な化石と言っても、ただの石です。
人間で言う「出生証明書」と同じで、
どこの誰それと言う正確な書き物がいるのですね。
あ、「中央構造線」の入っていたコンテナは、
たいへん立派なヤツで、
「これ,もらっとこう♪」って、博物館は喜んでましたぜ~。
「〇〇市土木課」ってとこは、消しておきますね~。
こんなとこには、出生証明が付いてるのにね!
norainuさん、面白い!
たしかに、あのコンテナは買うとすると、680円はするでしょうね。
だとすると、「中央構造線」は、680円以下ということになります。
なにが、大事なんだか、さっぱり分からない今の社会と共通します。
いやあ、勉強になるわ~。
おそらくたくさんあるんでしょうね。
しかし、箱だけでも役にたって良かったですね。
土木課って、いい人が多いんですけど、
がさつなんですねー。
まあ、貰っておいて文句言うのもなんですが、
コンテナは、良かったですわ。
興味がない人にとっては、ただの土くれだからw