☆オオグマ座:Ursa Major
- カテゴリ:その他
- 2014/05/13 00:02:14
【オオグマ座の見つけ方】
この星座の探し方は、北斗七星を目印にします。北斗七星はクマのお尻とシッポになります。ただ、北斗七星はよく分かっても、その他は暗い星ばかりで全体の姿は確認しにくいでしょう。
【オオグマ座あれこれ】
プトレマイオス(トレミー)の48星座の一つです。
この星座は全天で3番目の大きさで、一年中北の空を回る周極星の一つです。明るい七つの星が柄杓の形に並ぶので、西洋では「大柄杓(Big Dipper)」、中国・日本では「北斗七星」と呼ばれてきました。
※北斗七星
これは誰でも知っているでしょう。この七つの星はいろいろなものに見立てられています。柄杓の他にも、フライパン、馬車、乳母車など挙げればきりがありません。
また、北斗七星は北極星を探すのにも便利です。柄杓のマスの先の部分の二つの星を結び、その長さを7倍したところに北極星があります。
そして、視力に自信のある方、北斗七星の中のどこかにある二重星を探してみてください。
答えは、柄杓の部分の端から数えて2番目の星です。この星はよく見ると、二つの星がくっついているように見えます。昔のアラビアではこの二重星が見えるかどうかを軍隊の視力検査に使ったそうです。
※天の北極
3000年前の天の北極はオオグマ座とコグマ座の間にあったのですが、歳差運動のため現在の位置(北極星)まで移動しました。この歳差運動とは、地球の地軸がコマの首振り運動のように大きな円を描いて回転するためです。また、このコマの首振り運動(歳差運動)はゆっくりしていて、1回転するのに25920年もかかります。
※太く長いシッポの理由
熊のシッポは短いものですが、星座では長くなっています。ギリシア神話ではそのことに触れていないようですが、アメリカ・インディアンの神話では、これは森の王様にシッポを掴まれて、振り回されたので長くなってしまったのだそうです。
【オオグマ座の神話】
ギリシア神話によると、ニンフ(妖精)のカリストーは一生子供を生まないと月と狩りの女神アルテミスに誓いをたてましたが、ゼウスに見初められアルカスと言う名の男の子を産みます。アルテミスは激怒してカリストーを追放し、さらにゼウスの妻ヘーラーによって熊の姿にされてしまいます。
その後、一人前の狩人になったアルカスは森で大きな雌熊を見つけます。アルカスはまさかその熊が自分の母親だとは分かりません。とっさに弓をつがえて熊の心臓を射抜こうとしましたが、この様子を天から見ていたゼウスは間一髪でそれを防ぎ、哀れに思って親子共々星座にしました。
しかし、嫉妬深いヘーラーの怒りは治まらず、彼女は海神オケアノスに命令して、この二匹の熊が水の中にひたって休むことができないようにしました。そのために、オオグマ座とコグマ座は北の空を回り続け、水平線に沈むことがありません。
そしてヘラの嫉妬も激烈ですよね~
女って浮気した本人より、相手の
女に怒りぶつける人が多いからね。
私は本人に怒りぶつける事が多い。
神話から見ても私は変わり者なんだね…。