Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


電光雷迅サンダーV(10)

「宮内、田部・・・」

佐山隊長は、さっと敬礼をすると、胸のポケットから1枚の写真を取り出した。4人の家族写真だ。自分と妻と子供2人がニッコリ笑ってのぞいている。

みんなを守るぞ・・・

佐山隊長はつぶやくと機体を旋回させて残る敵3機に向かっていった。

敵は3機、こっちは1機だ。普通の戦闘方法では勝ち目が無い。

「シルバー攪乱微細塵!」

佐山隊長は、自衛隊の最新秘密兵器を使った。大気中に銀色の細かい塵をまき散らして、敵のレーダーを攪乱してロックオン出来なくする。だがその反面、自分もレーダーが使えなくなり手動でミサイルを発射しなくてはならなくなる為に高度な技術が必要な戦法なのだ。

佐山隊長のF-15Jイーグルから微細な銀色の塵が噴射され空中を漂っている。

敵のブラックキラーが佐山隊長のF-15Jイーグルめがけてミサイルを撃ってきたが当たらない。

「バックテン反転!」

佐山隊長はブラックキラーの後ろに回りAAM-4を手動で発射した。佐山隊長の航空技術はナンバーワンだ。

シューーーーー

AAM-4は糸を引くように敵のブラックキラーに飛んでいき命中した。

ドガーーーーーン

敵のブラックキラーは爆発し落ちて行った。

「あと2機。どこだ?」

佐山隊長はレーダーが使えない為目視で2機を探した。

「あっ!しまった!後ろか!」

佐山隊長の後方に2機貼り付いている。その2機から同時に2発ずつ計4発のミサイルが発射された。

ビューーーーーン

4発のうち3発ははずれ横を飛んで行った。しかし、1発が左の翼に当たった。

佐山隊長のF-15Jイーグルは煙を出しながら安定が保てない。

もはやこれまで・・・

佐山隊長は、必死に機体を宇宙空母ブラックダイヤに向けた。

宇宙空母ブラックダイヤがぐんぐん目の前に迫ってくる。

「洋子!翔!陽菜!」

佐山隊長のF-15Jイーグルは、宇宙空母ブラックダイヤに突っ込んだ。

ドドドバーーーーーーーーン

花火のような大爆発が四方八方に飛び散った。



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉 広明に帰属します。)-♪(ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。




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