Nicotto Town


連続冒険小説 霊験導師わむたん


電光雷迅サンダーV(4)

パチパチパチ・・・

クロスした手のひらから小さな光の粒が溢れ出た。その光の粒は腕の方へと流れ出て、指の先端から特殊金属に変わっていった。

パチパチパチ・・・

光の氾濫は、やがて肩から体全体に走っると全身を特殊金属に変えた。

そして。光の中から正義の戦士サンダーVが現れた。

無敵の戦士サンダーVの誕生だ!

行け!サンダーV!

地球の平和を守るのだ!

「すごい!体が軽くてすごいスピードで動ける!」

手を上げてみると、目にも見えない速さで動いた。

「今の君は、自動車よりも早く走れる。その特殊金属は拳銃の弾も跳ね返す。経験を積めば必殺技も繰り出せるだろう。しかし何度も言うが、変身には強い集中力が必要じゃ。疲労がたまれば変身はとけてしまうだろう。時間を考えて戦うのじゃ。」

「ドーブル博士。分かりました。ところで爆発の時にそばに居た人達はどうなりましたか?」

「・・・・・」

「・・・あの爆発では、スーパープラスチック爆弾が使われたらしく、ヌワマト大統領と迎えに来ていた小早川外務大臣夫妻を含め死者53名あと他に重軽傷者346名が出た・・・」

郷はショックを隠せなかった。

「小早川外務大臣夫妻が・・・・・」

「愛ちゃんと慧は!!!?」

「ここに居るよ。」

リスのベルガ博士が覗き込んでいる2つの容器の中にちょうどサイダーのように泡が溢れている液体が入っていて、中に愛と慧が寝かされていた。

「これは生体チェンバーだ。愛と慧は君ほど体力が強くないのでメヌエット星の科学力をもってしても助かるかは5分5分だ。彼らに生きたいと願う強い意志力があれば助かるだろう。今の所はまだ分からんが・・・」

郷は愛と慧のそばに駆け寄って叫んだ。

「生きるんだ!生きるんだよ!生きて愛を体現するんだ!」

「郷よ。どうやら巨大な敵が地上で動き出したらしいぞ。行け!地上に行って悪を倒すのじゃ!」



(お願い:他にも公開していない小説をたくさん書いていまして順次パブーなどでペンネーム☆千葉広明☆名義で電子書籍化販売予定なので、くれぐれもコピーはしないで下さい。作品の模倣、一部の複写等の行為はご容赦下さい。模倣、一部の複写などが確認された場合、図らずしも法的対象になりますのでご注意下さい。☆この作品の著作権は千葉 広明に帰属します。)-♪(ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*:・'゜☆。




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