夏のおもいで
- カテゴリ:学校
- 2009/08/24 21:39:26
実家はすごく田舎、でも自然にあふれてて、水はおいしいし、空気も澄んでる。
夏になると盆踊りがあって、土台の真ん中で、町長さんがこぶしを利かせて演歌を歌うんだ。
ここぞとばかりに町長さんは気合が入ってる。
演歌は古くておっさんくさいけど、祭りにはあってるから好きだ。
じいちゃんとはよく川釣りに行った。
近所の小さな川で、とれるのは、フナ、ドジョウ、ザリガニ、タニシ、あと名前忘れた魚w、おまけでヒル。
とってきた魚は水槽に入れてながめた、川の下だとよく見えないけど、水槽に入れると綺麗に見えるんだ。
うれしくなって、朝いつも餌付け、よくあげすぎて怒られた。
食べ過ぎると丸々太って動きが鈍くなるからね。
魚にも性格みたいなのがあって、いつも横取りする食い意地の悪い魚がいた。
だから、別の水槽いれて、よく説教したんだ。
「おいおいお前自分ばっかたべすぎだぞ!他の魚の事も考えろよ!」
通じるはずないけど、そん時は必死だった。
その後も横取りは相変わらずだったけど、死んじゃった時は悲しくて庭に埋めてあげた。
8月の花火大会はなぜか雨が多かった。
ともだちと、いとこと一緒に見た。
雨対策でダンボールをかぶって寝転がって、隙間から見た。
自分たちの秘密基地みたいで楽しかった。
帰りに縁日でウルトラマンの仮面を買ってもらって、うれしくてずっとかぶってた。
ずっとかぶってると、苦しくなってきて、はずした。
顔は真っ赤になってて、よっぱらいみたいと笑われた。
今も楽しいけど、こどものころはまた格別の楽しさがあった。
目線が低く小さいから、色んな物が大きく見えて楽しかったんだよね。たぶん。
未だに思うのは、500円ってこんなに小さかったっけ?
手におさまる500円はすごく大きく感じてたんだよ。
最近の実家周辺も区画整理とかで小さな川がなくなったり、都会化してたんだけど、最近は落ち着いてきて、今度は川が綺麗に整備されてた。前より綺麗になっててびっくりしたよ。魚が跳ねてるんだ、ぴょんぴょんって、きれいな街はつぎのこどもたちにつなげたいね。
ご実家もとてもステキなところだね。
私は実家もおじいちゃん&おばあちゃんの家も街中だから
キクテフさんが羨ましいな。
お魚に説教してたんだね^^
でもそういう欲張りなヤツとか、わがままなヤツって結構愛着がわいて、
死んじゃうとやけに悲しくなるよね。
大人になってみると目線は変わるし、500円玉も小さく感じられるしで、
あの頃とはちょっと違うなと思って、ちょっと感傷的になってみたりもして・・・
思い出、大切にしてね♪