桜坂
- カテゴリ：小説/詩
- 2014/03/30 22:03:54
春の風に 揺れる花びら
誘われるように 人が集まる桜坂
ふと 見上げれば 木漏れ日が
桜色の空間を 照らしている
行き交う人の波を遠慮がち歩く桜坂
不思議なもので 優しさと悲しい気持ちが
交差する 桜坂は 何故だろう ・・・
やがて咲き乱れ 散りゆく桜に
人は何を想う のだろう ・・・
儚い夢のような 空間は
終わりが あること 知っているかのよう
愛は 夢なんかじゃなくて
ずっと永遠だと 思っていたけれど
叶わない愛は あるものなんだと
傷つけ 傷つけられた けれど ・・・
この桜坂は 短くて長い記憶の中で
私の胸の奥で大切にしてる何か
知っているかのように
優しい風に 匂う香りが 心を揺らすよう
恋人たちが 立ち止まり
二人の素敵なシルエットが似合う 桜坂
今も 思い浮かべる記憶の中で
優しい想いと悲しい想いが交差する
春なんだな 春だというのに
心の中で 一粒の 涙が 溢れ落ちる桜坂
人は桜に 何を想い 教えられるのだろう
出逢いと別れにも似た 儚く切ない桜坂
淡い桜色の中で 気がつけば
残る気持ちは 優しさだけで
胸が いっぱいに なった 桜坂
大切な人の笑顔に似た桜色は
きっと 忘れることなく
思い出させてくれるだろう 桜坂
だから ゆっくり 歩いて 想おう
君よ 幸せであれ 桜坂
いつまでも素敵であれ 桜坂
Ｄｒｅａｍ ｓｔａｒ ☆
本当になぜなんだろ・・
私も ゆっくり歩いて 想えるように・・ なろぅ・・