ドラマ【軍師半兵衛】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/21 11:23:38
【感想】今回の官兵衛はどちらかというと傍観者でしたね。前半は織田が負けたことにより、あちこち奔走させられた話で、メインは宇喜多直家との面会でしょうか。誰が宇喜多をやるんだろうと思って見てたら、陣内ですよ。あの人は、いい意味でも悪い意味でも華があるので、出てくると視線を独り占めしてしまう傾向にありますね。主役にはいいけれど、脇には使いづらい感じ。そして早速身内を毒殺という衝撃的なシーンを見せ付けられましたが、あれは官兵衛に対する、絶対織田方にはつかないというパフォーマンスでもあったのでしょう。正直このへん、創作なんでしょうけどもw 宇喜多直家について少し調べたのですが、ほんのちょっと調べただけでも、この人何がしたいんだろうってくらい、あっちについたりこっちについたり、主君や家臣を裏切ったり殺してみたり。この程度ですと、もう武将というより本当にヤクザの親分と何ら変わりはないですね。そして次に目立ったのはやはり高山右近。キリシタン大名として知られる彼ですが、若い頃から壮絶な人生を送ってきたようです。首の傷は、仕えていた主君に殺されそうになり、斬り合いになった末、間違って自分の家臣に斬られてしまったもので、首を半分切断するという、普通なら即死しても不思議ではない傷を負いつつ、奇跡的に回復したそうで。嘘っぽいなーw キリスト教に入信したのはまだ少年の頃だったようですが、この傷を負って以来、もっと傾倒したようです。ちなみに右近を演じている生田冬馬はジャニなので、ひょっとしたら岡田のバーターなの?と思ったりもしますが、まぁ実際そうなのかもしれませんが、ジャニの中では演技派として有名で、民放の連ドラで主演もしてますし、名実ともにぴったりなキャスティングで、バーターにしてはちょっと贅沢だなとも思いますw NHKでは、天才てれび君にも出てましたし、朝ドラにも出ましたし、浅からぬ縁もありますしね。さて後半のクライマックスはやはり、秀吉の宴。しかし、この宴、本当にあったのかどうかちょっと調べただけではわかりませんでした。信玄と相対する柴田勝家と仲違いし、勝手に撤退して信長の不興を買ったことだけは確かのようですが、何故秀吉の勝手な行動を信長が許し、何の罰も与えず次の戦に投じたのかまではわかりませんでした。しかしこの頃実際、信長の周囲は敵ばかりで、秀吉のような有能な家臣を罰して使えなくしてしまうのは、自滅としか言いようのない行為だったと思われます。また、この後勝家は信玄に大敗を喫すのですが、その敗北も本当だったのかどうかわからないという説もあります。この頃は情報伝達がのんびりした時代ですので、城を取ったとか取られたとかいうはっきりした結果が見えない限り、言ったもん勝ちのところがあったのかもしれません。1万の軍が千人死んで、3千の軍が5百死んだ場合、どっちが勝ちとか判断難しいですしね…。