ドラマ【隠蔽捜査】
- カテゴリ:テレビ
- 2014/03/18 15:42:25
【感想】しかしまぁ、次々と大きな事件が起きる所轄ですこと…。それを言ってたら刑事ドラマは見れないんですけどねw 今回のテーマは、縄張り意識。ドラマでは警視庁と神奈川県警が犬猿の仲ということになっていますが、実際はどうなんでしょうねw そんなに縄張り意識が強いと、事件の捜査に支障が出るんじゃないかと、一般市民の身としては不安に思ってしまいます。というか、人間なんでそうなってしまうんでしょうね…。どうしても、違う属性を持つ人間に対抗意識を燃やしてしまう傾向にありますよね。警察ばかりではありません。大きく言うと、日本人という枠で外国との対抗意識ってありますよね。最小のスケールは個人で、そのもう1つ上が家族でしょうか。この対抗意識、うまく働けば互いを高めあうことにつながるのですが、大抵の場合、軋轢を生んだり、憎みあったり、下手すると戦争になったりと、ロクなことがないです。一昔前に流行った言葉で言うと、バカの壁ですね。今回は、その壁を変人竜崎がどうやって乗り越えるかが見物です。竜崎の言うことは本当に正論で、一見するとこいつ何きれいごと言ってんだと思われがちですが、何回も接していると、この人は信念を持って正論を説いてるということがわかってきます。そうやって今までも周囲の人物を味方に回してきました。性格にもよりますが、人間ってどこかで正論を信じたい、正義を貫きたいと思う気持ち、つまり良心があると思うんですよ。しかし社会に揉まれ、経験を積み、どこかでそれをあきらめてしまってる。そういう人が多いんじゃないかと思います。そんな時、竜崎に出会い、あきらめてしまった正論を、正義を思い出す。自分は無理だったけど、この人なら貫いていけるんじゃないか、そう思ってしまうんでしょうね。正論をふりかざしたり、正義を貫こうとする人物が、変人と呼ばれる世の中ってどうかと思いますが、それが現実だから仕方ないよね(あきらめ)。そして、犯人探しの方は、どうやら2人に絞られたようです。片や犯人が釈放を要求した死刑囚の親族・小宮山英二、片や人質を拉致する時に使われたボートの所有者の息子・倉持雅史。神奈川県警の板橋が目をつけた小宮山の方が関係性が高いけれど、もし世間的注目を集めるのが目的の愉快犯なら、倉持の可能性もなくはない。今のところ五分五分といったところですが、この勝負どちらが勝つのでしょうか。というか、竜崎は真実を突き止め、人質が無事救出されるなら、どちらが犯人でもかまわないと思ってると思いますけどね。また、上條の暗躍も気になります。湾岸カジノプロジェクトとは一体何なのか。次回最終回、ついに竜崎と上條の決着がつくのでしょうか。