☆外国為替相場の変動要因 その1
- カテゴリ:その他
- 2014/03/15 00:03:46
一般に外為相場の変動要因として上げられるのは下記のようなものです。
・需要と供給としての関係
・ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)
・金利差
・国際政治の環境~相対的なものとして
・Jカーブ効果
・市場のうわさ
・テクニカルな要素
しかし、すべての要因が一度に相場の変動に影響することはまずありません。
1景気と外国為替相場
一般に、その国の景気が拡大すると国際競争力が増して、貿易収支の黒字が拡大し、反対に赤字が縮小します。また、資本収支でも直接投資が活発になり、金利も上昇します。つまり、その国の通貨の外為相場が上がります。しかし、外為相場が上がりすぎると、輸出企業は自国通貨での受け取りが減少するので、輸出先での商品価格の引き上げをします。このように、景気の良し悪しは相対的な関係で外為相場に影響してきます。
2金利と外国為替相場
金利が上昇すると、外国からの投資が増え、その国の通貨の外為相場が上がります。しかし、外為相場が上がれば、どんどんその国の金融商品が買われるので、相対的に金利は下がります。また、この逆もあります。
3物価と外国為替相場
物価が上昇すると、その国の通貨の購買力を押し下げることになるため、通貨は下がります。やや疑問点はありますが、自国通貨が強くなれば、輸入物価は低下し、反対に弱くなれば輸入物価は上昇することになります。
今ユーロが高すぎてちょっと困ってます。2011-12くらいの安さになってくれると
物を買うには便利だったんですがね〜。でもヨーロッパが不況に陥りすぎても困るなぁ