Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【隠蔽捜査】

隠蔽捜査
TBS 月曜夜8時~
【あらすじ】ひき逃げ事件の被害者・八田と同時期に大使館書記官としてコロンビアに赴任していた人物が公安の折口、そして、その当時の上司が上條だったことが判明。上條が外務省の人間たちを違法な囮捜査に利用していた可能性が強まった。竜崎は外務省の内山を呼び出し、その良心に訴えることで、外務省の機密情報を得ようと動く。伊丹は、公安に主導権を握られつつある東大井の外務省職員の殺人事件の被害者もコロンビア大使館員だったことから、2つの捜査本部を束ね、大森北署を捜査本部とすることで情報を1つに集めることで圧力に対抗しようと竜崎に持ちかける。

【感想】いやー、このところ毎回同じような書き出しですが、ほんとに面白かった! 今回は出てくる女性が竜崎の妻と娘だけの、実に男臭い骨太の内容でしたが、ところどころ笑いが出るようなシーンもありました。かといって、コミカルというのとは違い、そのシチュエーションに笑ってしまうというか。今まで敵対関係のような感じだった野間崎管理官とも何となく和解でき、麻取の矢島は伊丹と竜崎がタメ口なことに驚愕、竜崎が警視長であることを知り、一目置くようになったり。矢島が麻取のどんなポストかは忘れましたが、一応管理職であることは確か。そういう人物が、所轄署の署長に対しては強く出れるけど、警視庁刑事部長には敬語を使うという、微妙な立ち位置であることなど、一般人の我々にはさっぱりわかりませんよね…。これは実際に警察内部にいた人でないと書けない話だなぁと思いました。一部、警視長のまま所轄署の署長をしているのはおかしい、という意見がありますが、きっとこの話はそこがキモなんでしょうな。竜崎はまさに、天界から下界に降臨した気高い存在というわけです。ちなみに野間崎の階級は警視で、実は竜崎よりも2つ下なんですね。階級からしたら、とても竜崎に命令口調で話すような身分ではないわけです。いつも竜崎と伊丹を手玉に取ろうとし、結局失敗はするけど自分は高見の見物で危害が及ばないところにいる上條に、一矢報いることができ、今回は本当にスッとしました。竜崎と面識があった内山までが、コロンビアの囮捜査に絡んでいて、上條の息がかかっているとわかった時には、こりゃ八方塞だなと思ったものですが、良心に訴えかけ、情報を引き出すところは、さすが竜崎というか。竜崎にしかできませんよね。今期、去年のフィーバーぶりが嘘のように、連ドラは軒並み低視聴率ばかり。トップを走る相棒ですら最近は15%を切る回が続いています。恐らくオリンピックの影響も大きいのでしょうが、半数が平均10%未満というのはちょっと寂しいですね。中でもこのドラマは、クオリティにまったく合っていない低視聴率が続いています。月8という時間帯に合っていないんでしょうね。日9だったらまた違っていたかも。内容がとてもいいのに、まったく視聴率が取れないドラマって、本当にあるんだなと思いました。まぁ、警察が舞台なので、私が肩入れしすぎているのかもしれませんけどねぇ。




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